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中学生でももらえる返金不要の給付型奨学金まとめ|高校進学を支える制度を徹底解説

中学生でももらえる奨学金

こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン個別指導塾Cheers!(@cheers.school)です

「中学生がもらえる奨学金なんて本当にあるの?」と、疑問に思っている方は多いかもしれません。

高校や大学ならともかく、義務教育期間の中学生は在学時の学費が無償に近いイメージですよね。

しかし、実際には中学生の段階で**“返金不要”**の給付型奨学金をもらえる、あるいは中学から応募して高校進学の費用をサポートしてもらう仕組みが存在します。

今回ご紹介するのは、以下の3つの奨学金制度です。

  1. あすのば入学新生活応援給付金
  2. 加藤山崎奨学金
  3. 公益財団法人 増田冨美記念財団

いずれも「中学生が応募対象に含まれている」あるいは「中学卒業時点で利用可能」という点で共通しており、しかも返金不要の給付型というメリットがあります。


この記事では、各奨学金の要件や金額、その特徴などをできるだけ詳しくまとめました。

募集時期や申し込み方法は年度ごとに変わる可能性があるため、必ず公式情報を参照してくださいね。

目次

なぜ中学生向け給付型奨学金が必要?

中学生は義務教育期間に当たるため、「学費はそこまでかからないのでは?」と思われがち。

ところが、家庭環境によっては教科書以外の学用品費や修学旅行代、制服の買い替えなどで負担が大きくなるケースもあるんですよね。


さらに、高校進学に向けた入学金・制服・通学費などの初期費用が一気にのしかかるタイミングでもあります。

こうした事情から、「中学生でも受けられる給付型奨学金」あるいは「中3時点で応募できる給付金」を見つけられれば、進学を諦めずに済むことがあるのです。

1. あすのば入学 新生活応援給付金

概要

  • 制度名: あすのば入学 新生活応援給付金
  • 実施主体: NPO法人等が関わる「あすのば」(子どもの貧困対策に取り組む民間団体)が運営
  • 給付額: 入学や新生活のための資金として、一時金が給付される。金額は数万円程度(年度や対象区分による)。
  • 対象:
  • 1.保育園・幼稚園の年長クラスの人(小学入学生)
  • 2.小学6年生(中学入学生)
  • 3.中学3年生(中学卒業生)

詳細要件

  • 4-1.高校・高等専門学校*5の3年生など、来年の春卒業予定者⇒進学・就職を問わず申し込めます。
  • 現在、住民税の所得割が非課税世帯の子ども
  • 今年に入って家計が急変するなど、住民税非課税相当となった世帯の子ども
  • 児童養護施設・里親などのもとで生活していて、2025年4月までに措置解除を予定している子ども

特徴・ポイント

  • “入学支度金”として重宝: 1回きりの支給ですが、中学3年生には3万円が支給されます
  • 応募時期: 2024年は11月22日(金)~12月16日(月)でした
  • 実際に支給される金額: 3万円、5万円などいくつかの区分がある。
  • 個人的感想: 自治体の就学援助だけではカバーしきれない部分を補える制度。「民間主体だけどきちんとした書類審査がある」ため、早めの準備が大切。募集人数が1680人と非常に多いのも特徴です

2. 加藤山崎奨学金

概要

  • 制度名: 加藤山崎奨学金
  • 実施主体: 一般財団法人加藤山崎記念奨学会(名前の通り、個人や企業の寄付による民間財団)
  • 給付額: 中学生には3万円が支給されます
  • 対象: 小学5年生・中学2年生・高校2年生に支給されます

詳細要件

次の(1)~(3)のすべてに該当する者
  (1) 日本国内の学校(国公立・私立を問わない)に在学する小学5年生、中学2年生、高校2年生
            (義務教育学校および中高一貫校も応募可能。ただし、特別支援校、養護学校、高等専門
            学校、専修学校は除く。)      
  (2) 学業全般もしくは文化・芸術・科学分野で優秀な成績をおさめており、品行方正である者
      ※ 前年度の全履修科目の評定値の平均が4.3以上、5段階評価でない場合はそれに準ずる成績を
                目安とする。
  (3) 学校長が推薦する者(1校につき3名まで推薦可能)
            (義務教育学校に関しては、小学5年生及び中学2年生に該当する生徒を各3名まで、
             中高一貫校に関しては、中学2年生及び高校2年生に該当する生徒を各3名まで推薦可能。)

特徴・ポイント

  • 学業優秀な生徒に限られる: 前年度の全履修科目の評定値の平均が4.3以上で学校長の推薦が必要となります
  • 金額について: 1回きりですが、中学2年生には3万円が支給されます
  • 個人的感想: 中学2年生次に1回のみの奨学金ですが、募集人数が250名と多く、他の奨学金との併給も可能とされています

3. 公益財団法人 増田冨美記念財団

概要

  • 制度名: 増田冨美記念財団 奨学金
  • 実施主体: 公益財団法人 増田冨美記念財団(個人の寄付による社会貢献を目的とした財団)
  • 給付額:
    ・中学校2~3年生 30万円/年
    ・高校受験費用5万円
    ・高校入学準備金(国公立)6万円 (私立)15万円
    ・高校1~3年生/高専1~5年生 (国公立)48万円/年 (私立)72万円/年
  • 対象: 4月に日本の中学校2年生または3年生である者(対象地域は問いません。)

詳細要件

  • 経済的な支援を必要とする者(児童養護施設入所中や里親家庭等も含みます。)
  • 世帯所得500万円以下の者

特徴・ポイント

  • 個人的感想: 増田冨美記念財団は、直接“中学生を対象”に給付を行う稀少な存在との噂を聞いたことがあり、興味を持って調べてみました。支給人数が少ないですが、併給も可能の素晴らしい奨学金です
  • 金額: 1回きりの支給ではなく、中学2年から高校卒業まで最大5年間支給されるというものです。年間30万円の他に、高校受験費用として5万円、高校入学準備金として6万円から15万円が支給されます

4. 夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』

概要

  • 制度名: 夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』
  • 実施主体: 全国母子寡婦福祉団体協議会
  • 給付額: 毎月3万円が1年間にわたり給付される。また、他の奨学金との併給も可能。
  • 対象: 中学3年生〜高校生にかけて、ひとり親世帯(母子・父子家庭等)であり就学に関して経済的に困難な生徒に対して支給される

詳細要件

  • 下記の条件にすべて該当すること
  • ひとり親世帯(母子・父子家庭等)であり就学に関して経済的に困難な生徒
  • 夢を実現するための意欲があり、社会貢献への積極的な姿勢のある品行方正な生徒
  • 全国母子寡婦福祉団体協議会(全母子協)加盟団体(居住地域の加盟団体)の会員、及び入会を希望する(非会員)方の子ども(生徒)※会員登録については居住地域の加盟団体までご連絡ください。居住地域に加盟団体がない 場合は全母子協までご連絡ください。応募は会員・非会員の方いずれも可能です。

以下の場合は申請(応募)の対象になりません。

  • 2024年の世帯1人あたりの収入平均額が100万円以上の場合(世帯1人あたりの収入平均額の算出方法はホームぺージの「申請書の書き方」を参照ください。)
  •  2024年度の学校出席率が80%未満の場合(遅刻・早退を欠席とする場合があります。)※正当な理由、また病気・ケガなどの診断書がある場合を除く
  • 兄弟姉妹による複数の申請(1世帯1名の申請)

特徴・ポイント

  • わたしの感想: 1年間だけの支給となりますが、中学生は3年生しか申請できないため、対象の母子家庭の場合は忘れず申請しておきたいところ。併給可能で支給人数が多いのも助かりますね。
  • 金額: 毎月3万円が支給されるのはありがたいですね!

申請時の注意点

  1. 応募期間を逃さない
    • 今回はユーザーの要望により「応募期間は無視」としていますが、現実には締切が厳格に定められている場合が多い。例えば秋〜冬に募集し、翌年春に支給といったパターンが典型です。
    • 中3での申し込みの場合、12月や1月が締切になることがあるため、秋頃から情報収集を始めるのがおすすめです。
  2. 家計状況の証明が必要
    • 市町村が発行する所得証明書や課税証明書、生活保護受給証明などが要る場合が多い。
    • 書類取得には時間がかかるため、余裕を持って行動しないと締切に間に合わない恐れがある。
  3. 学校長や担任の推薦文が必要なことがある
    • 奨学金によっては「この生徒はまじめに勉学に励んでいる」「将来の進学を強く希望している」といった内容の推薦書が求められる。
    • 早めに教師へ意向を伝えておくことが大事。
  4. 併用の可否
    • 公的な就学援助や他財団の奨学金と併用できるかどうかは制度ごとに異なる。「重複受給不可」とするところもあれば「一定条件下ではOK」とするところもあり、申請書類に記入欄があるかもしれない。
  5. 制度変更リスク
    • 「今年度は月1万円給付だったのに、来年度は廃止 or 額が半減」などの可能性がゼロではない。もし数年スパンでもらえる制度であれば、継続条件も要チェック。

まとめ

中学生のうちから「高校生向けの返金不要奨学金を探す」のは、なかなか想像がつきにくいかもしれません。でも今回ご紹介したように、

  1. あすのば入学 新生活応援給付金
  2. 加藤山崎奨学金
  3. 公益財団法人 増田冨美記念財団
  4. 夢を応援基金『ひとり親家庭支援奨学金制度』

といった制度はいずれも、中学生が“次のステップ”として高校進学を予定している際に有用です。厳密には「高3で支給」「中3時点で応募可」など形はバラバラですが、**結論としては『中学時代に知っておけば絶対に損はない制度』ばかりです。

先にも触れましたが、「募集締切を逃す」というミスが意外と多いのが現状。
なるべく早めに公式サイトをチェックし、必要書類(所得証明、在学証明、推薦書など)を準備しておくと安心です。わたし自身も関西で同様の経験をしたとき、「あの募集、もう終わってました…」という生徒さんを何人も見てきました。

最終的に、「返金不要=給付型」であることの意義はとても大きいと思います。貸与型に頼らなくても学費を賄える可能性があるなら、中学段階からでもぜひチャレンジしたいですよね。
制度改定が頻繁に起こるかもしれませんので、必ず最新情報を各公式ページでご確認ください。少しでも皆さんの未来や学習環境が向上する助けになれば幸いです。

以下の記事は、この記事の後に募集が始まった神のような奨学金について紹介しています

記事を最後まで読んでいただきありがとうございました

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