こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン個別指導塾Cheers!(@cheers.school)です
今日は 大阪府立高校入試で英検などの外部英語資格を点数に「読み替える率」が見直される見通しについてお話しします。
結論から言うと、これは大阪の教育に熱心な保護者の方にとって大ニュースです。
なぜ起きたのか、どう変わるのか、いつからか、そして各ご家庭はどう備えるのかを、できるだけわかりやすく整理しました。
制度文書そのものに基づいて解説しますので安心して読み進めてください。
\この記事が気になった保護者さまへ/
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これはどこがソースの情報?信頼に足るもの?
本件は大阪府教育委員会が公表した「大阪府立高等学校入学者選抜制度改善方針(案)」に記載された内容が一次情報です。
正式な審議を経る前の方針案ではあるものの、制度の骨格や時期、英語資格の活用方針、読み替え率の新テーブルまでが明示されています。


最終決定は年度内に行う方針であり、公式資料を根拠にしています。
今回の変更の背景 どう考えても制度上のバグだった
英語資格の扱いは、ここ数年で小中の英語教育が大きく拡充されたこと、そして高校入試における評価方法のバランスを再点検すべき状況が重なってきました。
方針案は「義務教育段階までの英語学習内容の変化」を明示し、その文脈で外部検定の読み替え率見直しを掲げています。
要するに、従来の換算率だと、特定資格の取得が学力検査の得点に対して過大に作用しうる場面があり、制度全体としての公平性・一貫性にひずみが生じかねなかった、という整理です。
私見としても、従来の満額換算は英語一科の比重を押し上げ過ぎ、総合選抜の趣旨とズレるケースがありました。今回の見直しは、その歪みを是正する方向と理解できますね。
どのように変更になるか?(読み替え率の新テーブル)
英語資格の活用は継続しつつ、読み替え率が段階的に引き下げられます。
方針案に示された考え方は次のとおりです。
数値は代表的な級・スコア帯と対応する読み替え率のイメージです。
・英検準一級・一級、TOEFL iBT 60点〜120点、IELTS 6.0〜9.0
新しい読み替え率は90パーセント(参考として、従来は100パーセント)
・英検二級、TOEFL iBT 40点〜49点、IELTS 5.0
新しい読み替え率は70パーセント(参考として、従来は80パーセント)
・TOEFL iBT 50点〜59点、IELTS 5.5(英検に厳密対応なし)
新しい読み替え率は80パーセント(参考として、従来は90パーセント)
加えて、どの外部資格を活用対象にするかは引き続き検討すると明記されています。
つまり「使える資格の範囲」と「読み替え率」はセットで最終化される見込みです。
いつから変更になりそうか?
制度全体の改善は「令和10年度入学生から」開始する方針です。
方針案は本年三月に最終決定するとし、アドミッションポリシー枠の詳細なども今年度中に公表する段取りが示されています。
したがって読み替え率の新ルールも、同じスケジュールで最終化され、令和10年度入学生に適用される見通しです。
これを踏まえて各家庭はどう対応すればいいか?
・読み替え率は「満額」から「抑制」へ
英検準一級の満点換算で大きく差をつける戦略は相対的に効きづらくなります。外部資格は強みとして活用しつつ、入試本体の五教科力を土台にする発想へ切り替えましょう。
・学年別の動き方
中3生で令和10年度入学生になる学年は、新テーブル適用を前提に学習配分を見直すのが現実的です。英検準一級の追い込みを続けるにしても、英語だけに寄り過ぎないよう数学・国語の非連続点を埋める計画を。中1・中2は、読解・文法・リスニングの基礎学力を学校の定期テストで丁寧に積むことが、結果として外部資格にも入試にも効いてきます。
・英検は「使えると助かる武器」へ
英検の取得は依然として価値があります。願書での活用や選抜の資料としての扱いが残る限り、リターンは見込めます。ただし読み替え率が下がるぶん、到達級の選び方はより慎重に。準一級が遠い場合は、二級の仕上げに時間を使うより、英語記述やリスニングの実戦トレーニングへ比重を置く判断もありえます。
・塾選び、教材選び
英語一科の資格偏重から、五教科の総合設計へ。過去問演習と定着チェックを循環させる学習設計を中心にし、資格対策は「追加の強化策」として扱うのが安全です。
その他の変更
読み替え率だけでなく、選抜制度そのものが大きく変わります。主なポイントを要約します。
・アドミッションポリシー枠(仮称)の新設
各校が求める生徒像に合うかで合格者を先に決める手順を導入。募集上限は原則50パーセント以内。資格や受賞歴「だけ」を根拠に合否を決める枠ではないと明記されています。残りは従来通り、学力検査等と調査書評定を合算して決定します。
・日程の一本化と複数校志願
これまでの特別選抜と一般選抜を統合し、新たな一般選抜に一本化。学力検査の基準日は三月一日、合格発表はおおむね六営業日後を想定。第2志望も出願でき、第一志望が定員割れの学校で第2志望合格者を決める仕組みを導入予定です。
・ボーダーゾーンと自己申告書の扱い
従来のボーダーゾーン設定は廃止。自己申告書と調査書の「活動・行動の記録」は、原則として新しい一般選抜では不要。もっとも、アドミッションポリシー枠の実施内容次第で、個別に資料提出を求める可能性があります。
・英語資格の活用方針
先述の通り読み替え率を見直し、活用対象の資格は今後詰める方針です。
・その他
夜間定時制・通信制の選抜は現行を基礎に検討を継続。二次選抜や秋季入試は引き続き実施。複数学科を持つ学校の合格手順は別途定められます。
まとめ
今回の見直しは「資格で一気に抜ける」設計から「総合力でじわっと勝つ」設計へ、バランスを戻す動きです。
英検などの外部資格は引き続き価値がありますが、読み替え率は抑制方向。
五教科の地力を主軸に、英語資格は加点的に扱うのが安全です。
さらに、アドミッションポリシー枠が入ることで、各校の色がこれまで以上に強く出ます。
学校研究と出願戦略の重要度はむしろ上がるはずです。
とはいえ、やるべきことはシンプルです。
定期テストで基礎を固め、過去問で型を覚え、英検は「武器の一つ」としてスマートに活用する。
この基本を親子で共有しておけば大丈夫です。
制度は変わっても、学びの本質は変わりません。
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