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今日は、関西を代表する最難関校「西大和学園高等学校」をご紹介します。
1986年の創立からわずか20年足らずで全国屈指の進学校に駆け上がった学校。正直、この成長スピードはちょっと異常です。
2025年春の東大合格者76名、京大63名。東大・京大の合格者数は全国2位。さらに国公立大学医学部医学科にも74名が合格しています。卒業生362名に対してこの数字ですから、圧倒的です。
高校からの入学枠は「東大・京大・国公医コース」の約120名。公立トップ校との併願先として、あるいは最難関への挑戦として、毎年多くの受験生が集まります。
この記事では、西大和学園高等学校の教育内容から入試情報、学費、口コミまで、受験を検討している保護者の方に必要な情報をまとめました。
学校名
西大和学園高等学校(にしやまとがくえんこうとうがっこう)
住所
〒636-0082 奈良県北葛城郡河合町薬井295
公式HP
創立
1986年(昭和61年)
生徒数
1学年約360名(内部進学生約220名+高校入学生約120名)
併設校
西大和学園中学校、大和大学、大和大学白鳳短期大学部、西大和学園カリフォルニア校
沿革
・1986年:当時の奈良県議会議員・田野瀬良太郎が、毎年3,000名以上の奈良県の生徒が大阪の私立高校に進学している現状を知り、進学校の創立を決意。西大和学園高等学校が開校 ・1988年:西大和学園中学校を併設し、中高一貫教育がスタート ・1993年:西大和学園カリフォルニア校を開校 ・2014年:中学校に女子中等部を新設し、共学化。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)に指定 ・2019年:AIP(アクション・イノベーション・プログラム)をスタート ・2021年:中学校の女子学級を増設
交通
・近鉄田原本線「大輪田」駅下車 徒歩8分 ・JR大和路線・近鉄生駒線「王寺」駅下車 奈良交通バス5分「星和台1丁目」すぐ。もしくは徒歩18分 ・近鉄大阪線「五位堂」駅下車 バス21分
JR「大阪」駅から「王寺」駅まで快速で約31分、JR「天王寺」駅からも快速で約17分。大阪方面からのアクセスは思った以上に良いです。ニュータウンの入口に位置していて、周辺環境は静かで勉強に集中できる環境が整っています。
概要
西大和学園高等学校は、奈良県河合町にある私立の中高一貫校です。高校からの入学者は「東大・京大・国公医コース」として約120名を募集しており、男女共学です。
内部進学生と高校入学生は、卒業まで別クラスで編成されます。これは高校入学生が中学からの一貫カリキュラムに途中から合流するためで、高入生向けに最適化されたカリキュラムが組まれています。
校訓は「探究・誠実・気迫」。教育理念は「国づくりは人づくり 人づくりは教育」。次代を担うグローバルリーダーの育成を掲げ、知性・国際性・人間性を兼ね備えた人材の育成に力を入れています。
遠方からの通学者のために男子寮が完備されています。青雲寮(中1〜高1)と清榮寮(高2・高3)があり、自宅からの通学時間が片道2時間以上の生徒が入寮対象です。高2からは受験への配慮で条件が緩和されることもあります。
教育方針
「次代を担う高い理想と豊かな人間性をもったリーダーを育成する」のが西大和学園の教育方針です。
私学の独自性と公共性に基づいて生徒本位の教育を実践し、人間としての真の成長を願って学園の持てる力を結集して情熱をもって指導する。そして人間性豊かな有為な人材を育成することで、広く社会に貢献する。これが建学の精神です。
ただの進学校ではなく、知性・国際性・人間性を身につける「体験的教育」を重視しているのが特徴です。高校段階では、SSHプログラムやAIP(アクション・イノベーション・プログラム)を通じて、研究活動やグローバルビジネスの実践的な学びが用意されています。
学校行事
「勉強漬け」のイメージとは裏腹に、行事がとにかく多いです。特に国際性を育てるプログラムの充実度は、全国でもトップクラスでしょう。
・体育祭・文化祭 ・海外探究プログラム(高1・アジア方面) ・ハーバード大学・MITリーダー養成プログラム ・リベラルアーツプログラム(ハーバード・MITの学生を招待) ・模擬国連 ・留学プログラム(希望者対象) ・各界の第一線で活躍する講師による講演会(国連大使、脳科学者、映画監督、解剖学者など) ・AIP(アクション・イノベーション・プログラム):企業と連携した課題解決型学習 ・SSH関連の研究機関連携プログラム ・スキー教室
ハーバード大学でのリーダー養成プログラムは、他校にはなかなかない体験です。「答えのない問い」に向き合う力を養う設計になっていて、単なる進学校の枠を超えた教育が行われています。
クラブ活動
体育会系と文化系の両方が揃っています。ハーバード発祥の模擬国連の活動も行われており、世界大会に出場する生徒もいます。
進学校ですが、部活動に打ち込んでいる生徒も多いです。ただし、学習量が非常に多いため、文武両道を実現するにはそれなりの体力と時間管理能力が必要です。
スクールライフ
制服があり、比較的きちんとした校風です。スマートフォンの扱いについてはやや厳しいルールがありますが、口コミでは「あってないようなもの」という声も。
毎朝の小テスト、日次・週次の確認テスト、成績が振るわなければ追試・補習と、とにかくフォロー体制が手厚いです。研伸館と提携した進学塾の出前講座(校内で受講可能)や、スクールTOMASとの提携による完全1対1個別指導もあり、塾なしでも校内で十分な受験対策ができる環境です。
「学校と先生に活気と熱量が溢れている」という口コミが非常に多く、教師の情熱はこの学校最大の特徴のひとつと言えます。
高入生の雰囲気としては「陽キャが多い」「男女の仲が良い」という声があり、灘落ちの生徒もいるなど学力レベルは高い一方で、明るく活発な校風があるようです。
カリキュラム
高校入学生は「東大・京大・国公医コース」として、3年間で難関大学合格を目指すカリキュラムが組まれています。
中高一貫生とは別クラスですが、SSHやAIPなどのプログラムは共通で参加できます。
SSHでは、研究機関との連携による講義・実習や研究発表の機会が豊富です。京都大学と奈良県との教育連携に関する協定の連携校にもなっています。
AIP(アクション・イノベーション・プログラム)では、グローバルビジネスリーダーの育成を目指した実践的な学びが展開されています。企業と連携した課題解決型学習で、「もっと早く学びたい」「もっと深く学びたい」という知的好奇心を刺激する仕組みです。
授業の進度は速く、テストも多いですが、「授業がすごく上手」「質問会や校内塾で疑問を解消できる」と好意的な口コミが多いです。
口コミを要約して紹介
みんなの高校情報に寄せられた口コミを、良い面とそうでない面に分けて要約しました。
良い口コミ
・先生が熱心に生徒に寄り添ってくれる。押しては引いて、厳しくもあり褒めてモチベーションを高めてくれる ・生徒間トラブルやいじめは聞いたことがない ・コロナ禍でのオンライン授業の導入がとても早く、学習の遅れが気にならなかった ・行事がとにかく多く、体力が持たないぐらい充実している ・高入生は陽キャが多く、男女の仲も良い ・先生は合理的で、公立中学のような理不尽なことを言わない ・購買が賑やかで学校生活が楽しい ・東大推しの進学指導があり、上位にいれば進路は心配ない
そうでない口コミ
・電車内のマナーがなっていない生徒が目立つという声がある ・スマートフォンの校則がやや厳しい ・行事が多すぎて体力的にきつい面もある ・勉強量が多く、ついていくのが大変
全体の評判は5点満点中3.9点。奈良県内の口コミランキングでは11位(51校中)です。偏差値は奈良県内1位で全国9位。進学実績に対する満足度は非常に高い一方、「ついていくのが大変」という声は一定数あります。
出身の有名人
・丸山穂高(衆議院議員) ・田野瀬太道(衆議院議員) ・網秀一郎(アナウンサー) ・佐藤けい(自民党参議院議員) ・佐藤啓(自由民主党・参議院議員)
制服

目標偏差値
偏差値は68〜75程度で、奈良県内では1位、全国でも9位に位置する最難関校です。
入試ガイド
2026年度の高校入試は、本校会場と県外会場で実施されます。コースは「東大・京大・国公医コース」の1コースです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 募集定員 | 約120名(男女共学) |
| 出願期間 | 2026年1月9日(金)10:00~1月19日(月)18:00 |
| 試験日 | 2026年2月6日(金)(本校会場) |
| 受験料 | 20,000円(本校1会場) |
県外会場(札幌・仙台・東京・東海・岡山・高松・福岡)でも入試が実施されます。複数会場受験の場合、受験料は2会場35,000円、3会場45,000円です。
専願・併願の区別があり、専願は合格した場合は本校に必ず入学することが条件です。出願書類として、中学校が作成・厳封した個人報告書が必要です。
帰国生入試も実施されています。
試験科目・時間・配点
本校会場(5科入試):
| 科目 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|
| 国語 | 100点 | 60分 |
| 数学 | 100点 | 60分 |
| 英語 | 100点 | 60分 |
| 理科 | 100点 | 40分 |
| 社会 | 100点 | 40分 |
| 合計 | 500点満点 |
※県外会場では3科(国語・数学・英語)入試が実施される場合があります。詳細は募集要項をご確認ください。
学費・諸費用
入学時と年間にかかる費用の目安です(2025年度参考)。
| 費目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 200,000円 |
| 授業料 | 年額約490,000円 |
| 教育充実費・施設費等 | 別途必要 |
| 育友会費・生徒会費 | 別途必要 |
その他、旅行積立金、個人預り金、学校指定品費等が別途かかります。
男子寮(青雲寮・清榮寮)の費用:入寮時納入金85,000円、毎月の納入金85,000円(+寮生活費使用額)
※学費は年度により変更になることがあります。最新情報は公式HPでご確認ください。
特待生・奨学生制度
経済的理由により就学が困難な場合には授業料の減免制度があります。家計急変時(解雇、倒産等)には随時相談が可能で、授業料の全部または一部を減免する制度が用意されています。
また、高等学校等就学支援金制度(年収目安約910万円未満の世帯が対象)も利用可能です。詳細は学校にお問い合わせください。
入試状況
高校入試の募集定員は約120名(男女共学)で、県外会場分を含んだ数字です。
専願と併願の区別があり、公立トップ校との併願者が多い入試です。全国各地に試験会場が設けられているため、関東からの受験者も一定数います。
なお、中学入試では2025年度に男子5.14倍、女子6.58倍という高倍率を記録しており、学校全体の人気の高さがうかがえます。
卒業後の進路
2025年春の大学合格実績(卒業生362名):
・東京大学:76名 ・京都大学:63名 ・東大+京大合格者数:全国2位 ・国公立大学医学部医学科:74名 ・慶應義塾大学:51名 ・同志社大学:65名
東大を強く推す進学指導があるのは確かですが、医学部志向の生徒も非常に多いです。卒業生362名に対して東大・京大だけで139名、国公立医学部医学科74名というのは、関西の私立校としては圧倒的な数字です。
高校入学生も、3年間のカリキュラムで十分に難関大学に挑戦できる実力を身につけられる環境が整っています。
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西大和学園高等学校の入試は、5科500点満点の本格的な入試です。公立高校の入試とは出題傾向がまったく異なるため、専用の対策が不可欠です。
難関校受験の経験がある生徒が集まる入試ですから、「基礎を完璧に固めた上で、応用力を鍛える」二段構えの学習が求められます。特に数学と英語は、公立レベルでは太刀打ちできない問題が出題されます。
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