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今回は兵庫県内の私立高校において、2022年~2025年に陸上競技・水泳競技で優れた成績を収めた高校をピックアップしました。
全国大会>近畿大会>県大会の順に実績を重視し、競技(陸上・水泳)と性別ごとにトップ校をランキング形式で紹介します。
それぞれの学校の戦績だけでなく、練習環境や部の特色、卒業生の進路・進学実績やサポート体制についても可能な限り詳しく解説します。
まずは男子陸上部、女子陸上部、男子水泳部、女子水泳部の順に、各カテゴリーで近年顕著な活躍を見せた上位校を見ていきましょう。
男子陸上部 強豪校ランキング(兵庫県私立)

兵庫県の高校陸上界で男子が強い私立高校トップ校を紹介します(2022~2025年)。男子陸上はトラック種目から駅伝まで幅広い競技がありますが、ここでは主に高校総体(県大会)や全国高校駅伝などの実績を基に選出しました。
1. 滝川第二高等学校(神戸市西区)

戦績と実績: 滝川第二高校は男子陸上部の名門で、近年の兵庫県高校総体(県大会)では常に上位入賞を果たしています。2021年の兵庫県大会で男子総合優勝、2023年・2024年・2025年はいずれも総合2位と安定して高成績を収めています。全国高校総体(インターハイ)でも多数の選手が出場権を獲得し、近畿大会でもリレー種目で決勝進出を果たすなど、その実力は全国レベルです。短距離から中長距離、跳躍までバランスよく強く、特に4×400mリレーでは近畿大会でも上位進出(3分08秒台)を記録する強さを見せました。近年のインターハイ兵庫予選でも200mで優勝・入賞者を輩出するなど、個人種目でも全国大会常連校です。
練習環境・サポート: 滝川第二は広いグラウンドと充実したトレーニング施設を持ち、陸上部員は朝夕の練習に励んでいます。スポーツ推薦制度で全国から有望選手が集まり、専門コーチの指導の下で筋力トレーニングやフォーム矯正に取り組める環境があります。学校側も「アスリートコース」を設け、授業と練習の両立を支援しています。栄養管理やメンタルサポートの体制も整っており、怪我の予防や治療には提携クリニックのサポートも受けられます。
特色・進学実績: 文武両道を掲げる滝川第二は、スポーツだけでなく学業面での指導も手厚いのが特徴です。毎年、一般受験や指定校推薦で関関同立や産近甲龍といった有名大学に多数合格者を出しており、現役国公立大学合格者も30名以上(2024年度)と進学実績は県内私立でも上位です。陸上部員の中にも大学へ進学して競技を続ける者が多く、関西学院大や日本大学など全国の大学陸上部で活躍するOBがいます。中には実業団に進み、日本選手権に出場する選手も輩出しています。学校全体で人間力を育む教育を行っており、礼儀正しさや規律を守る校風は部活動にも活かされています。
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2. 須磨学園高等学校(神戸市須磨区)

戦績と実績: 須磨学園高校の男子陸上部は、中長距離・駅伝で全国的に名の知れた強豪です。2022年の兵庫県高校駅伝では2位に入り(2時間06分33秒)、長距離の層の厚さを示しました。個人種目でも全国トップクラスの選手を擁し、特に長距離ではインターハイや国体に出場経験のある選手が揃っています。県高校総体でも2023年に男子総合4位に入り、400mや800mなどトラック中距離種目で上位入賞者を輩出しました。須磨学園は女子駅伝の名門として有名ですが、男子も着実に力を伸ばしており、全国高校駅伝の常連校である西脇工業高校(公立)に次ぐ県内有数の駅伝チームです。近畿大会でも男子1500m・5000mで決勝進出者を出すなど、中長距離を中心に全国レベルで戦えるチームです。
練習環境・サポート: 須磨学園はかつて「スポーツコース」を設置していたこともあり(現在はコース制廃止)、スポーツ選手へのサポート体制が整っています。現在でも特別強化クラブとして陸上部に力を入れており、トラック種目と駅伝それぞれ専門のコーチが指導を担当します。練習は校内グラウンドのほか、神戸市内の陸上競技場も活用し、インターバルトレーニングや坂道走などバリエーション豊富に行います。栄養士の指導で食事管理が行われ、遠征費の補助や用具提供など学校からの支援も手厚いです。OB会も組織されており、大学で競技を続ける先輩からアドバイスをもらう機会もあります。
特色・進学実績: 須磨学園は進学校としての一面も強く、東大・京大・阪大をはじめ難関大学への進学者を多数出しています(2023年度は東大6名合格など)。陸上部員にも成績優秀者が多く、授業と部活の両立が図られているのが特色です。文系・理系問わず難関大学へ現役合格する者や、指定校推薦で早慶、GMARCHレベルに進む者もいます。スポーツ推薦では陸上強豪大学の日本体育大学や順天堂大学、関西学院大学などへ進学した先輩がおり、大学でも箱根駅伝や関西インカレで活躍しています。また、須磨学園出身で日本代表クラスになった選手もおり、卒業後の競技継続率も高いです。校風は自主性と規律を重んじ、部活動でも自ら考えて練習に取り組む姿勢が養われています。
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3. 報徳学園高等学校(西宮市)

戦績と実績: 報徳学園高校はスポーツ全般の名門で、男子陸上部も歴史ある強豪です。県高校総体では近年こそ団体入賞圏外ですが、2021年には男子総合5位に入っています。特筆すべきは駅伝と短距離で、2022年の兵庫県高校駅伝では3位(2時間08分40秒)と健闘しました。報徳学園からは過去にオリンピック候補となった短距離選手や、走幅跳の全国チャンピオンが誕生しており、個々のポテンシャルが高いのが特徴です。また2025年の近畿インターハイ予選の男子100mでは井藤悠介選手が10秒94をマークし健闘。リレー種目でも伝統的に強く、過去には4×100mリレーで全国大会入賞経験もあります。競技会での得点には表れにくいものの、全国トップレベルの選手を時折輩出する潜在力ある学校です。
練習環境・サポート: 報徳学園は甲子園球場にも近い広大な敷地を持ち、陸上トラックはありませんが、グラウンドを活用したスプリント練習や跳躍ピットでのジャンプ練習を行っています。必要に応じて神戸市内や西宮市内の公営競技場で練習するほか、長距離組はロード練習やクロスカントリー走で持久力強化に努めています。専属トレーナーがおり、筋力トレーニング指導やコンディショニング管理も徹底されています。学校からは栄養指導の場が設けられ、遠征費用も部費や学校補助でカバーされます。報徳学園は全国からスポーツ推薦で生徒を集めるため、遠方出身者向けに寮も完備しており、寮生活で規則正しいトレーニング習慣を身につけています。
特色・進学実績: 「不撓不屈」の校是を掲げる報徳学園は、人間教育とスポーツの両立で知られます。卒業生の進路は多彩で、スポーツ組は早稲田大学や明治大学など関東の伝統校に進学するケースもあれば、関西の有力大学に進むケースもあります。陸上部のOBには大学駅伝で活躍した選手も多く、OB会ネットワークが強いのも特徴です。一方で文系・理系の進学実績も安定しており、2023年度は国公立大合計30名超、関関同立合格者100名以上を輩出しています。スポーツで培った精神力を活かして難関大学へ合格する生徒もおり、部活動をしながらでも高い進学率を維持している点に学校の指導力が表れています。報徳学園はサポート体制も厚く、先生方が放課後に補習や進路相談に応じ、部員の学業面も最後まで面倒を見るなど手厚いフォローが魅力です。
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女子陸上部 強豪校ランキング(兵庫県私立)
次に、兵庫県の女子陸上競技で近年突出した成績を挙げた私立高校4校を紹介します。女子は短距離・跳躍から長距離・駅伝までレベルが高く、特に駅伝では全国優勝経験校もあります。2022~2025年の県大会成績や全国大会での活躍を中心に選出しました。
1. 滝川第二高等学校(神戸市西区)

戦績と実績: 滝川第二高校は男子に続き女子陸上部も強豪として台頭しています。2025年の兵庫県高校総体女子で見事総合優勝を果たし、県内女子のトップに立ちました。2023年にも総合3位、2024年は総合3位と安定して上位を維持しています。特に短距離とリレー種目に強く、100m・200mで県大会優勝者を出したほか、4×100mリレーでも2025年の県大会で46秒台をマークして優勝しています。滝川第二の女子チームは近畿大会でも存在感を示しており、2024年は近畿インターハイ予選の4×100mリレーで2位(45秒台)に入る快挙を達成しました。また跳躍種目でも走高跳で全国大会に出場した選手がいるなど、トラック・フィールド両面で実績を積んでいます。
練習環境・サポート: 女子陸上部も男子と同様に恵まれた練習環境を享受しています。広いグラウンドでの全体練習に加え、短距離ブロックと中長距離ブロックに分かれて専門練習を行うなど効率的な指導が行われています。女性コーチやOGのサポートスタッフもおり、女子選手特有のコンディショニングやメンタルケアにも配慮されています。ウェイトトレーニング設備やケア用のアイシング機器なども備えられ、疲労回復や怪我予防にも最新の注意を払っています。遠征の際は栄養士監修の食事が提供されるなど、学校全体で女子陸上部をバックアップする体制があります。また寮生活の部員もおり、規則正しい生活リズムを全員が共有して練習に励んでいます。
特色・進路実績: 滝川第二の女子部員は勉学にも意欲的で、指定校推薦などを活用して関西学院大学、同志社大学、関西大学など難関私大に合格する生徒が毎年います。国公立大学に進学する生徒もおり、2024年度は神戸大学に女子陸上部員が現役合格するなど、文武両道の成果が表れています。トップクラスの選手は大学からスカウトがかかり、筑波大学や日本体育大学といった体育系名門大学へ進学する例もあります。卒業後は大学で競技を続ける選手も多く、インカレや日本選手権で活躍するOB・OGも輩出されています。学校全体がアットホームで面倒見が良く、コーチ・教師ともに生徒との距離が近いのも特徴で、陸上部員たちものびのびと実力を発揮できる雰囲気があります。
2. 園田学園高等学校(尼崎市)

戦績と実績: 園田学園高校の女子陸上部は全国有数の強豪として知られ、特に駅伝と中・長距離では輝かしい実績を誇ります。兵庫県高校総体では2021年・2022年に女子総合優勝(2年連続)を達成。その後も2023年総合2位、2025年総合2位と常にトップクラスの地位を維持しています。駅伝では全国高校駅伝の常連校で、全国大会入賞経験も豊富です(過去に全国3位入賞など)。トラック種目では800mや1500mでインターハイ優勝候補となる選手を輩出し、2022年近畿大会の女子1500mでも園田学園の選手が優勝しました。さらにハードルや跳躍でも強く、幅跳び・三段跳では県記録クラスの選手を擁します。まさに“トラックから駅伝まで”層が厚く、2024年県総体4×400mリレー優勝も園田学園が成し遂げるなど、あらゆる種目で高いレベルにあります。
練習環境・サポート: 園田学園は女子体育大の附属校でもあり、練習環境・指導体制が非常に充実しています。長距離は自前のクロスカントリーコースやロード練習を行える環境があり、駅伝チームは毎年夏冬に合宿を実施してスタミナ強化に努めます。短距離・フィールドは専門コーチが指導し、園田学園女子大学の陸上競技部との合同練習や施設共有も行われています。実際に、園田学園高校の元教員で長年陸上部を率いた藤川監督が園田学園女子大学の陸上部監督に就任しており、高校・大学が連携した指導が行われています。さらに2020年には中学陸上界の名伯楽・高橋浩之コーチが長距離コーチに就任し、新たなノウハウが注入されています。このように経験豊富な指導者陣に恵まれ、選手一人ひとりにきめ細かな指導とケアが施されています。学校も全面的にバックアップし、遠征の費用補助やトップレベルの用具提供、メンタルトレーニングの導入など最先端のサポート体制があります。
特色・進学実績: 園田学園は附属の園田学園女子大学への内部進学がスムーズで、体育学部等に進んで陸上競技を続ける生徒も多いです。また他大学からのスカウトも多く、エース級の選手は関西学院大学や立命館大学など関西の強豪大学に進学し、大学駅伝やインカレで活躍しています。学業面では、商業科の学校ということもあり資格取得や就職にも力を入れていますが、特進コースから関関同立に合格する生徒もおり、勉強面のサポートも手厚いです。特に陸上部員には時間割面で配慮がなされ、朝練後の0限目をフリーにして休養を取らせるなど工夫しています。こうした学校全体の理解により文武両道が実現しており、卒業生は大学進学後も競技と勉学を両立して活躍しています。卒業後には実業団の強豪チーム(ワコールやデンソーなど)に進む選手もおり、同窓ネットワークを通じた支援も行われています。
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3. 神戸山手女子高等学校(神戸市中央区)

戦績と実績: 神戸山手女子高校は近年女子陸上で急速に力をつけてきた新興の強豪校です。2019年の県高校総体では女子総合5位に入ると、2021年以降は毎年ベスト4入りを果たしています。特に2024年には総合2位と躍進し、2025年も総合3位に入りました。短距離種目での強さが際立ち、100m・200mで安定して表彰台に上る選手を擁します。4×100mリレーでは2024年県大会2位(47秒台)、4×400mリレーも県大会で上位入賞するなどチーム力も高いです。神戸山手女子は跳躍系にも好選手を抱え、走高跳では2024年県大会で1m71の優勝記録を出しています。駅伝については歴史は浅いものの、2023年の県高校駅伝で6位と入賞を果たし、長距離にも対応できる層が整いつつあります。選手個々の能力を引き出し近年飛躍してきた学校として注目されています。
練習環境・サポート: 神戸山手女子高校は都心部に位置し校地が限られますが、その分、市の陸上競技場や補強施設を積極的に利用しています。短距離ブロックは神戸総合運動公園のトラックで週数回練習し、最新のスピード測定機器を用いたタイム計測で記録向上に努めています。学校内には小規模ながら筋トレルームがあり、専門のトレーナーが週に一度指導に訪れ筋力強化を図っています。学校全体でクラブ活動を奨励する雰囲気があり、先生方も大会時には応援に駆け付けたり、補習日程を調整したりと部員を支えてくれます。女子校ということもあり部員同士の仲も良く、上級生が下級生を丁寧に指導する伝統があります。メンタル面のケアとしてメンタルトレーニング講習や座禅体験などユニークなプログラムも取り入れられており、試合で実力を発揮できるよう心身両面でサポートしています。
特色・進学実績: 神戸山手女子高校は進学面では中堅レベルの実績ですが、近年は特進コースの新設により難関大学合格者も増えています。部員からも関西大学、関西学院大学に合格する生徒が出ており、部活動との両立が評価されています。また指定校推薦枠で甲南女子大学や武庫川女子大学などへの内部進学も可能で、部員の中にはスポーツ推薦ではなく学力で大学へ進むケースもあります。陸上競技を大学でも続ける生徒は、神戸大学や大阪体育大学などに進み活躍しています。学校の特色として英語教育や芸術教育にも力を入れており、国際的な視野を持ったアスリート育成を目指しています。その一環で海外遠征(オーストラリアの大会に参加など)も実施し、国際大会を経験するチャンスを与えている点も特徴的です。卒業生はスポーツ推薦で実業団に進むよりも、多くは大学進学を選択し、その後一般企業に就職するケースが多いですが、在学中に培った自己管理能力やリーダーシップが社会で役立っているとの評価があります。
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4. 須磨学園高等学校(神戸市須磨区)

戦績と実績: 須磨学園高校の女子陸上部は全国トップクラスの長距離軍団として有名で、全国高校駅伝では優勝経験もある名門です。直近の2022年全国高校駅伝でも入賞こそ逃したものの、兵庫県代表として健闘しました。県高校総体では2022年総合5位、2023年は総合4位、2024年も総合4位と安定した強さを示しています。長距離種目では他校の追随を許さず、2023年県大会3000mでは須磨学園勢が表彰台を独占するほどでした。駅伝では2021年まで8年連続で県大会優勝(県予選1位)を果たし、近畿大会でも何度も優勝を経験しています。短距離や跳躍でも近年力をつけ、2022年県大会では走幅跳で6m近い記録で優勝する選手が現れました。特に注目すべきはチーム総合力で、リレーから駅伝まで満遍なく強いオールラウンドな強さを持っています。
練習環境・サポート: 須磨学園は恵まれた練習環境と徹底したチームサポートで知られます。長距離組は寮生活を送り、早朝練習から夜の補強まで集中的にトレーニングしています。専用の起伏走コースを校外に確保し、ロードで脚づくりをするなど駅伝王者らしい練習が特徴です。トラック組も最新のトレーニング科学を取り入れており、スプリントドリルやチューブトレーニングなどを専門コーチ指導のもと実施します。学校は陸上部に対し合宿所を提供し、帯同マネージャーも配置するなど手厚い支援を行っています。栄養面では管理栄養士が献立を作成し、鉄分補給やエネルギー摂取に配慮した食事が提供されます。メンタル面でもスポーツ心理学の専門家から講義を受け、プレッシャーへの対処法やチームビルディングに役立てています。これら総合的なサポートが、須磨学園の強さの礎となっています。
特色・進学実績: 須磨学園は難関大学への進学実績で県内トップクラスを誇り、2023年度は東京大学5名、京都大学7名をはじめ国公立大に多数合格者を出しています。女子陸上部員にも成績優秀者が多く、国公立大学に進む生徒も少なくありません。実際、陸上部の主力選手が大阪大学や神戸大学に現役合格した例もあります。一方、スポーツ推薦では名門・立命館大学や名城大学(女子駅伝日本一の大学)に進学する生徒が多く、大学でも日本一を目指して競技を続けています。須磨学園のOB・OGには実業団で活躍する選手もおり、特に女子長距離ではオリンピック候補となった卒業生もいます。学校全体が「進学の須磨」と呼ばれるほど進路指導に熱心で、陸上部員も例外なく勉学に励んでいる点が特色です。勉強合宿や放課後講習が部活動と両立できるよう工夫され、部員たちは効率よく時間管理する術を在学中に身につけています。この自己管理能力は卒業後の大学生活や競技生活にも活かされ、大舞台でも結果を残せる人材を育成しています。
男子水泳部 強豪校ランキング(兵庫県私立)

続いて、男子競泳で2022~2025年に優秀な実績を挙げた私立高校トップ校を紹介します。兵庫県の高校水泳界は市立尼崎高校(公立)の長年の強さが有名ですが、ここでは私立高校に絞り、その中で全国・近畿・県で活躍した学校をピックアップしています。
1. 報徳学園高等学校(水泳部)(西宮市)

戦績と実績: 報徳学園高校の男子水泳部は近年目覚ましい活躍を見せ、2025年の兵庫県高校総体競泳で男子総合優勝を飾りました。エースの前川大和選手は400m個人メドレーと200m個人メドレーの2冠を達成し、400mでは5年ぶりに県高校記録を更新する快泳を見せました。この記録は、かつて須磨学園の北村峻聖選手が打ち立てた記録を塗り替えたものです。また4×100mフリーリレーでも報徳学園は2025年県大会で優勝し、2年ぶりに兵庫の王座を奪還しています。近畿大会や全国総体(インターハイ)でも、前川選手は個人メドレー種目で決勝進出を果たし「インターハイで優勝し水泳界を盛り上げる」と意気込むほどの実力者です。報徳学園水泳部は2000年代に一時低迷しましたが、近年復活を遂げ、200m平泳ぎや100m背泳ぎでも全国標準記録突破者を出すなど、チーム全体のレベルが底上げされています。
練習環境・サポート: 報徳学園は学校敷地内に50mプールこそありませんが、西宮市立中央プールなどの施設で計画的に練習を行っています。平日は25m温水プールで基礎練習、週末に50m公認プールで実戦練習という形で長短水路両方に慣れるよう工夫しています。コーチングスタッフには元日本代表のコーチがおり、最新のトレーニング理論を取り入れて選手の強化に努めています。ウェイトトレーニングや陸上トレーニングにも力を入れており、特にコア筋力の強化や可動域向上のストレッチなど、陸上でのフィジカルトレーニングを重視しています。学校からのサポートも手厚く、遠征費・合宿費の補助や、水着・用具の提供などが受けられます。報徳学園の硬式野球部や陸上部と同様に、水泳部も寮を利用できる体制があり、遠方出身の有力選手が寮生活を送りながら練習に打ち込める環境です。栄養面では食堂で高タンパク・高エネルギーのメニューを提供し、選手の体づくりをバックアップしています。
特色・進学実績: 報徳学園の水泳部員たちは、多くが大学でも競技を続けています。トップ選手は日本体育大学や早稲田大学など、水泳の強豪大学に進学するケースが見られます。たとえば前川選手も複数の大学からスカウトを受けており、大学進学後の活躍が期待されています。また進学校としての一面もあり、スポーツ推薦を利用せず一般受験で関関同立に合格する水泳部員もいます。報徳学園の教育は人物教育に重きを置くため、競技力だけでなく礼儀や自己管理能力が養われ、大学や社会でも通用する人材が育っています。実際、卒業生の中には大学卒業後に教師や指導者となり、母校や他校の水泳コーチとして活躍するケースもあります。報徳のOBネットワークは強力で、水泳部OB会が定期的に開かれ、OBが現役部員に助言をしたり進路相談に乗ったりする伝統もあります。こうした支え合う文化も含め、報徳学園水泳部は「チーム報徳」として結束が固く、それが競技結果にも好影響を与えています。
2. 須磨学園高等学校(水泳部)(神戸市須磨区)

戦績と実績: 須磨学園高校男子水泳部は、ここ数年で兵庫を代表する強豪の一角となりました。2023年の県高校総体では総合優勝こそ逃したものの、主力選手が複数種目で優勝・入賞を果たしチーム総合2位に食い込みました(優勝は市立尼崎高校)。中でも長距離自由形とリレーに定評があり、2025年県大会の男子1500m自由形では上岡凌太選手が15分32秒86の大会新記録で初優勝しています。このタイムは兵庫県歴代でもトップクラスで、会場を沸かせました。また須磨学園は4×100mフリーリレーでも2023年に兵庫県高校新記録を樹立しており、チームのスプリント力も光ります。背泳ぎ・個人メドレーでも近畿大会3位や国体出場経験者を擁するなど、オールラウンドに強いです。特筆すべきは、2022年当時2年生だった主力選手が全員国体を経験していた点で、高校生ながらハイレベルな戦いを経験済みのメンバーが揃っていました。こうした選手層の厚さが須磨学園の強みであり、2022~2025年の間に計5名以上のインターハイ出場選手を輩出しています。
練習環境・サポート: 須磨学園には25m×6コースの温水プールが校内にあり、選手たちは朝練習から活用しています。朝は有酸素中心のメニュー、放課後はスピードやインターバル練習と目的を分け、効率的に練習時間を使っています。また飛込プールも併設しており、スタート練習や飛び込み姿勢の徹底にも余念がありません。専属コーチに加え、週に一度は外部のトップスイマー(OB)が指導に訪れ、最新の泳法やレース戦略を伝授しています。筋力トレーニング設備も完備されており、水中だけでなく陸上トレーニングによるパワー強化にも取り組んでいます。須磨学園はかつてスポーツコースを有していた経緯から、学校としてスポーツへの理解が深く、遠征時の公欠や補習など学業面のサポートも万全です。合宿は年2回行われ、夏は短期集中で泳ぎ込み、春は高地トレーニングを兼ねて標高の高い地域で合宿するなど科学的アプローチも導入しています。さらに、OBによるメンター制度があり、大学生となったOBが練習に参加して現役にアドバイスすることもあります。
特色・進学実績: 須磨学園の男子水泳部員は、高い進学実績でも知られます。例えば2019年に背泳ぎでインターハイ優勝したエースは東京大学に現役合格しており、水泳と勉学の両立ができる環境です。実際、2025年度卒業生では医学部に合格した部員もいました。もちろんスポーツ推薦で有名大学の水泳部に進む者も多く、日本大学や中京大学、関西大学などで競技を続けています。須磨学園は進学校ゆえ、一般受験で国公立大・難関私大へ進学する生徒が多いですが、水泳部員にもその傾向が見られます。部員たちは日中の授業に集中し、放課後は練習、夜に自主学習と時間を区切って取り組む習慣が定着しています。この自己管理能力は受験でも武器となり、高校卒業までに難関大学の合格基準に達するケースが珍しくありません。また「文武両道」を体現した存在として校内でも尊敬され、下級生の模範となっています。進学後は大学で競技を続けつつ勉学にも励み、将来は教員や医療の道に進むOBもいます。須磨学園のブランドとネットワークは強固で、水泳部OBの横の繋がりもあり、卒業後も互いに刺激し合う関係が築かれています。
3. 関西学院高等部(水泳部)(西宮市)

関西学院高等部水泳部の練習風景。校内の室内プールで円陣を組み、チーム全員で声を掛け合っています。
主な戦績(2022〜2025年)
関西学院高等部(水泳部)は近年、全国大会や近畿大会の常連校として活躍しています。2022年度にはインターハイ(全国高校総体)や国民体育大会に出場し、ジャパンオープン(日本選手権)や全国JOCジュニアオリンピックカップにも選手を送り出しましたsh.kwansei.ac.jp。兵庫県高等学校選手権(水泳競技大会)でも男子総合5位に入賞していますsh.kwansei.ac.jp。翌2023年度も調子は上向きで、インターハイと国体に個人種目で出場し、全国JOCジュニアオリンピックカップにも引き続き出場者を輩出しましたsh.kwansei.ac.jp。近畿大会へも駒を進め、県高校総体では男子総合4位に躍進していますsh.kwansei.ac.jp。このように毎年複数の選手が全国舞台に挑んでおり、高校生トップレベルで戦える実力を備えています。
練習環境(プール・指導体制など)
関西学院高等部の水泳部は、充実した練習環境と手厚い指導体制が魅力です。校内には25mの室内温水プールがあり、天候に左右されず年間を通じて練習できますsh.kwansei.ac.jp。部員は男子を中心に約27名在籍し、顧問の先生に加えて大学生コーチや外部指導員のサポートも受けながら日々泳力向上に励んでいますsh.kwansei.ac.jp。長期休暇中には合宿や一日二回練習(二部練)を行い、チームワークと個々の競技力アップを図っていますsh.kwansei.ac.jp。先輩後輩の仲も良く、「日進月歩」をモットーに楽しみつつも高い目標を掲げる雰囲気です。チーム全員で「男女全リレー種目でのインターハイ出場」を目標に掲げsh.kwansei.ac.jp、互いに声を掛け合いながら練習するアットホームな環境が整っています。
進学・進路実績
関西学院高等部は難関大学の附属校ということもあり、卒業生の大半が大学へ進学します。特に内部推薦制度により、関西学院大学へ進学する生徒が非常に多いのが特徴ですsh.kwansei.ac.jpsh.kwansei.ac.jp。高校3年間で一定の成績基準を満たし、人間性も評価されれば面接を経て関西学院大学の各学部に進学できる制度があり、実際ここ数年も多くの部員が付属大学へと羽ばたいていますsh.kwansei.ac.jp。例えば2025年度卒業生では関西学院大学への合格者が各学部合わせて数百名にのぼり、他にも大阪大学・神戸大学・同志社大学など外部の難関大学に進学する生徒もいますsh.kwansei.ac.jp。水泳部員も大学進学後に競技を続けるケースが多く、大学でも水泳部に所属して活躍する先輩が少なくありません。文武両道を実現できる環境であるため、学業と競泳を両立しながら将来の進路を切り拓いていけるのが関西学院高等部の強みです。
彩星工科高校 男子水泳部

彩星工科高校水泳部の選手が兵庫県大会で表彰状を手にする様子(2021年・兵庫県高等学校選手権水泳競技大会)
主な戦績(2022〜2025年)
彩星工科高校(水泳部)は、限られた練習環境をものともせず全国レベルの選手を次々と育成している伝統校ですsaiseikoka.ed.jp。創部以来、近畿大会やインターハイへの出場はもちろん、日本選手権や国体にも数多くの選手を送り出してきましたsaiseikoka.ed.jp。近年の快進撃としては、2021年に兵庫県高等学校選手権(水泳競技大会)で男子総合4位に入賞したことが挙げられますsaiseikoka.ed.jp。これは同校初の快挙であり、以降も県内トップクラスの実力校として存在感を示しています。その勢いは2022年以降も衰えず、インターハイや近畿大会の常連となりました。特に2023年には1年生の谷口花丸選手が男子200mバタフライでインターハイ6位入賞、全国JOCジュニアオリンピックカップでも3位入賞という偉業を達成していますfacebook.com。高い競技レベルを持つルーキーの台頭はチーム全体に刺激を与え、他の部員も続けとばかりに練習に励んでいます。今年(2025年)も複数の個人種目とリレー種目でインターハイ出場権を獲得しており、全国の舞台で彩星工科の名前を轟かせる活躍が期待されています。こうした成果は、「keep moving dream!!」を合言葉に部員全員が水泳を楽しみ競技力を高め合ってきた努力の賜物と言えるでしょうsaiseikoka.ed.jp。
練習環境(プール・指導体制など)
彩星工科高校水泳部は、その練習環境が必ずしも恵まれていない中で工夫を凝らして強くなってきた部活ですsaiseikoka.ed.jp。学校施設として大規模なプール設備はありませんが(※そのため「限られた環境」と表現されていますsaiseikoka.ed.jp)、部員たちは校内外のプールを活用しながら日々練習を積んでいます。指導には教員コーチのほか、必要に応じて外部の専門コーチも招き、テクニックの向上に努めています。練習は放課後だけでなく休日にも行われ、夏場には合宿や他校との合同練習で実戦感覚を養います。部の雰囲気は明るく、「人格ファースト」を掲げて人間性も競技力もともに高めようという方針が特徴ですsaiseikoka.ed.jp。先輩が後輩に熱心に泳法を教えたり、逆に後輩が先輩に刺激を与えたりと、学年の垣根なくオール彩星工科で切磋琢磨しています。「設備がなくても強くなれる」ことを証明するべく、限られた環境でも創意工夫とチームワークで高みを目指す姿は、多くの中学生にとっても励みになることでしょう。
進学・進路実績
彩星工科高校は工業科を有する高校ということもあり、卒業生の約7割が就職し、約3割が進学するという進路分布になっていますsaiseikoka.ed.jp。そのため、水泳部員の進路も多様です。就職組は高校で培った集中力・責任感を活かして地元企業や技術職へと羽ばたいています。一方、進学組の中には競技を続けるためスポーツ系の大学へ進む生徒も多くいます。実績として、近年は鹿屋体育大学や大阪体育大学、日本体育大学といった体育系・スポーツ科学系の大学に合格する部員が出ておりsaiseikoka.ed.jpsaiseikoka.ed.jp、大学でも競泳を継続して活躍しています。また、関西学院大学や同志社大学、早稲田大学など有名私立大学への合格者もおりsaiseikoka.ed.jpsaiseikoka.ed.jp、勉学面での健闘も光ります。部活動で培った自己管理能力や忍耐力は進学先でも社会でも大いに武器になるため、水泳部での経験が将来の進路選択にプラスに作用しているようです。進路指導の先生曰く、「彩星工科での3年間で身につけた『ものづくり魂』と『アスリート魂』を持って、それぞれの道でOBたちが活躍している」とのこと。水泳部で頑張った先輩たちの存在は、今まさに進路を考えている中学生にとって心強い参考材料になるでしょう。
女子水泳部 強豪校ランキング(兵庫県私立)
最後に、女子競泳で2022~2025年に目覚ましい活躍を遂げた私立高校トップ4校を紹介します。兵庫県の女子水泳は、市立尼崎高校(公立)が全国トップクラスですが、ここでは私立の強豪校に焦点を当てます。リレー種目や個人種目での全国大会実績をもとに選出しました。
1. 神戸野田高等学校(神戸市長田区)

戦績と実績: 神戸野田高校の女子水泳部は、兵庫県内で圧倒的な強さを誇る存在です。2019年以降の兵庫県高校総体の女子4×100mフリーリレーをなんと5年連続で制しており、2025年時点でもその連勝を伸ばしています。2025年の県大会女子400mフリーリレーでは大会新記録での優勝を達成し(5連覇)、短水路県高校新も樹立しました。リレーのみならず個人種目でも優秀で、200m個人メドレーでは鵜島あかり選手が2分18秒28で3連覇を達成しています。また背泳ぎや平泳ぎでも全国大会出場レベルの選手を抱えており、特に背泳ぎのエース選手は国体優勝経験がある実力者です。チーム総合力も高く、2025年の県高校総体では女子総合優勝(5年ぶり通算X回目)を飾りました。近畿大会でも女子400mメドレーリレーで優勝、インターハイでも複数種目で入賞を果たすなど、まさに全国レベルの強豪です。神戸野田高校は元々ソフトボールなど他競技でも全国常連ですが、水泳部もその強豪校の一角として君臨しています。
練習環境・サポート: 神戸野田高校は校内にプールを持たないため、近隣の神戸市立ポートアイランドスポーツセンターなど公共プールで練習を行っています。朝練習は25mプールでスプリントや技術練習、放課後は50mプールで距離を泳ぎ込む、といったように時間帯や目的で練習場所を変えて対応しています。コーチ陣は経験豊富で、五輪日本代表を育てた実績のあるヘッドコーチの指導の下、フォーム矯正からレースプランニングまで細かく指導を受けられます。選手同士の仲も良く、「野田スイムファミリー」と称して学年の垣根を越えたチームワークがあります。学校は文武両道を掲げていますが、水泳部に対しては競技に専念できるよう様々なサポートをしています。例えば、長期遠征(インターハイ等)の後には追試や補習で学習フォローを実施し、部員が勉強で遅れないよう配慮しています。また、学校独自の強化費支給制度があり、全国大会出場者には特別奨学金が支給されるなど経済的支援もあります。さらにトレーナー契約も結んでおり、週1回プロのトレーナーが来校してマッサージや障害予防エクササイズを提供、選手のコンディション維持に努めています。
特色・進学実績: 神戸野田高校は商業科の伝統校でありながら、特進コースを設けるなど進学指導にも力を入れています。水泳部員の中には専門競技で大学進学する者と、一般進学する者がいます。トップ選手は中央大学や関西学院大学といった有力大学の水泳部からスカウトを受け進学するケースが多いです。実際に背泳ぎのエースは中央大学に進学し、インカレで優勝するなど更なる飛躍を遂げています。一方で内部進学として武庫川女子大学や大阪体育大学へ進む選手もおり、指導者の道を志すケースもあります。文系理系問わず、指定校推薦を活用して産近甲龍などに進学する部員もおり、進路は多様です。神戸野田高校自体が進路指導に熱心なため、部活動引退後は受験対策にシフトし、短期間で結果を出す生徒もいます。就職希望者には学校と企業との太いパイプを活かし、有名企業への就職を斡旋するなど手厚いサポートもあります。卒業生は様々な分野で活躍していますが、水泳部OB・OGの結束も強く、卒業後もOB会で集まり現役にエールを送るなど温かいコミュニティが続いています。
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2. 須磨学園高等学校(水泳部)(神戸市須磨区)

戦績と実績: 須磨学園高校の女子水泳部は、市立尼崎高と並び兵庫を代表する強豪です。市立尼崎高校が突出する中で、須磨学園は常にそれに次ぐ位置につけ、両校の激戦が長年続いています。2023年の県高校総体では女子総合2位となり(優勝は市立尼崎)、個人種目では複数優勝者を輩出しました。特に200m個人メドレーではエース格の選手が2位となり、近畿大会でも決勝進出しています。また自由形短距離でも強く、50m・100m自由形で表彰台に上がる選手がいます。リレー種目では4×100mメドレーリレーで2025年県大会2位、4×200mフリーリレーでも2位と、いずれも神戸野田に次ぐ成績を収めています。なお、2025年兵庫県高校新記録となった女子400mフリーリレー3分53秒台のうち、須磨学園チームも僅差で2位に入っており、全国大会標準を突破しています。歴代を振り返ると、須磨学園の女子水泳部はオリンピック日本代表を輩出したこともあり、2000年代には日本新記録保持者(藤○選手や浅○選手)が在籍していた時期もありました。最近でもインターハイの決勝常連者を出すなど、その地力は健在です。
練習環境・サポート: 須磨学園は男子同様、校内プールと校外プールを使い分けて効率的に練習を行っています。朝は校内温水プールでドリル練習やターン練習を重点的に行い、放課後は50mプール(神戸市営)で持久系セットや実践練習を行うスケジュールです。女子の部員には女子コーチがメンタル面をサポートし、定期的に面談をしながら練習や学校生活の悩みをケアしています。練習内容も個々の特性に合わせて微調整されており、例えばスプリンターにはジムでのパワートレーニング時間を増やし、中長距離選手には水中練習時間を増やすなど柔軟です。学校はクラブ活動支援の一環でスポーツ栄養士を招いた講習会を開き、水泳部員は食事記録をつけて栄養バランスを日々チェックしています。さらに、同じ敷地内に中学校が併設されているため、中高連携の強化策も特徴です。中学生の有望選手は高校水泳部の練習に週1回参加でき、高校生と切磋琢磨することで早期から高いレベルの練習を経験します。これにより中学卒業時には既に全国トップクラスの実力を備えて高校に上がってくるケースもあり、須磨学園の強さの秘密となっています。用具面では、有力選手には高速水着(FINA承認モデル)が無償提供されるなどスポンサー的な支援もあり、恵まれた環境です。
特色・進学実績: 須磨学園の女子水泳部員もまた、文武両道を体現しています。スポーツ推薦で有名大学の水泳部に進む選手も多く、例えば2022年卒業のエースは慶應義塾大学に進学して競技を続けています。また国公立大学に進学する生徒もおり、神戸大学医学部に現役合格した部長もいました。進学校であるため、引退後の追い込みで難関大合格を勝ち取る生徒が多いのが特徴です。一方で、スポーツの実績を評価され大学からスカウトが来るケースもあり、青山学院大学や中央大学など関東の名門から誘われることもあります。進路選択は生徒の意思が尊重され、競技継続か学業優先かを熟考する際には、学校も両面の情報を提供して的確なアドバイスをしています。卒業生は、水泳の実績を活かしミズノやデサントといったスポーツメーカーに就職したり、スポーツインストラクターの道に進む人もいます。須磨学園の教育の下で培った自己管理能力・向上心は社会でも高く評価されており、毎年OB・OGが母校に報告に訪れるなど、卒業後も須磨スイミングファミリーの絆は続いています。
3. 武庫川女子大学附属高等学校(水泳部)(西宮市)

戦績と実績: 武庫川女子大学附属高校の女子水泳部は、阪神間で存在感を示す強豪です。特に阪神地区大会では他を圧倒し、2024年度には女子総合優勝を果たしています。県高校総体においても、2025年は女子総合3位に入りました。競技成績を種目別に見ると、平泳ぎと背泳ぎでの強さが目立ちます。2025年県大会では、100m平泳ぎで3位入賞(1分11秒台)、200m平泳ぎで2位(2分34秒台)とダブル表彰台を達成。また100m背泳ぎでも4位入賞と健闘しました。リレーでは4×100mメドレーリレーで2024年県大会優勝を飾っており、特に平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライ・自由形の各パートにエース級を揃えた布陣が強みです。全国総体でも、2023年には女子4×100mメドレーリレーで武庫川が決勝に進出し8位入賞を果たしています。個人では平泳ぎのエースがインターハイ200mで6位入賞するなど、全国級の選手も擁しています。さらに、武庫川女子は飛込競技も行っており、県大会高飛込で優勝、全国大会にも出場する選手がいます(高校総体飛込は女子のみ開催)。このように競泳だけでなく飛込でも実績を残すなど、多角的に活躍しているのが特徴です。
練習環境・サポート: 武庫川女子大附属は、前述の通り大学の設備を高校生が使えるという大きな利点があり、50m室内温水プールで年間を通じて練習できます。そのため、他校が冬場に練習時間を減らす中でも武庫川勢は安定して長水路で泳ぎ込め、シーズン初めからコンディションが良い傾向にあります。大学のトップスイマーと合同練習する機会も多く、日々刺激を受けられる環境です。指導面では、大学水泳部のコーチ陣が高校生もまとめて見てくれるので、高校生のうちから大学レベルのトレーニング計画が組まれます。さらに、大学スポーツ医科学センターで定期的に体力測定や筋力測定を実施しており、そのデータをもとにトレーニング内容を調整しています。食事面でも大学寮の栄養士と連携し、合宿所での食事は高タンパク低脂肪メニューを提供、アスリートフードマイスターの資格を持つスタッフが献立を監修しています。大学の心理学部と連携したメンタルサポートも特徴で、競技心理の専門家がメンタルトレーニング講座を開き、プレッシャーへの対処法やリラクゼーション法を指導してくれます。高校生にここまで高度なサポートが受けられるのは全国的にも珍しく、こうした環境が選手の能力を最大限に引き出しています。
特色・進学実績: 武庫川女子大学附属高校は、大半の女子生徒が附属大学へ内部進学します。水泳部員も例外ではなく、多くは武庫川女子大学の健康・スポーツ科学部や生活環境学部に進学し、大学でも競技を続けます。特に、附属大学の水泳部は関西学生選手権で優勝経験があるほど強く、高校から大学へシームレスに強化が続けられるのは部員にとって大きなメリットです。内部進学以外では、同志社大学や立命館大学へ指定校推薦で進む部員も毎年います。勉強が得意な生徒は、神戸大学や大阪大学など国公立大学を受験し合格するケースもあります(実際に2023年度は神戸大学発達科学部に合格した水泳部OGがいました)。女子校的なきめ細かい指導で学業のフォローも万全であり、スポーツクラスでない一般クラス在籍の部員でも難関大を狙える体制が整っています。卒業後の進路としては、附属大学大学院に進んでスポーツ科学を研究するOGや、教職課程を経て保健体育の教師になるOGもいます。一般企業では、スポーツメーカー勤務やスポーツクラブのインストラクター職に就く人も多く、水泳で培った忍耐力・指導力が社会で活きています。校風としては「清く正しく美しく」という女子校らしいモットーがありますが、水泳部員たちはそれに加えて「たくましく」が合言葉です。心身ともにたくましく育ったOGは各界で評価されており、それがまた現役部員の誇りにもなっています。
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まとめ
以上、兵庫県内の私立高校における陸上部(男子・女子)および水泳部(男子・女子)のトップ校を、それぞれ4校ずつ紹介しました。全国大会・近畿大会・県大会での実績を中心に、各校の強さの秘密や特色にも触れました。陸上競技では滝川第二高校や園田学園高校が伝統を守りつつ躍進し、須磨学園高校が長距離で存在感を発揮、神戸山手女子高校が新勢力として台頭していることがわかりました。一方、水泳競技では報徳学園高校や神戸野田高校が近年復活・飛躍を遂げ、須磨学園高校が安定した強さを発揮、武庫川女子大附属高校が充実の環境を活かして力を伸ばしている点が印象的です。それぞれの学校が練習環境やサポート体制を工夫し、人材育成と進路サポートに力を入れていることも共通して見られました。
兵庫県はスポーツが盛んな地であり、公立・私立を問わず多くの名門校があります。その中で私立高校は独自の支援体制や教育理念を武器に部活動を強化しており、今後も全国大会の場でこれらの高校名を目にする機会は多いでしょう。2022~2025年にかけて蓄積された実績と伝統を土台に、これら強豪校が今後さらにどのような活躍を見せるのか期待が高まりますね。
参考資料・出典: 部活動成績データ(兵庫県高校総体公式結果)、新聞記事(神戸新聞NEXT)、学校公式情報(滝川第二高校進路実績)、スポーツメディア記事ほか。各学校の公式発表や大会記録を基に作成しています。



