こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン個別指導塾Cheers!(@cheers.school)です
今日は、多くのご家庭が悩んでいるテーマについて書きたいと思います。
「中学受験をさせるべきか、それとも公立中学から高校受験がいいのか」
これ、本当に迷いますよね。
特に、2026年度から私立高校の授業料無償化が本格的に始まるという話を聞いて、「じゃあ、中学から私立に行く意味ってあるの?」って思った方も多いんじゃないでしょうか。
そして、少子化なのに中学受験ブームは盛り上がり続けています。
周りが受験するから、うちも受験させた方がいいのかな。でも、お金もかかるし、本当にうちの子に必要なのかな。
そういう悩みを抱えているご家庭に向けて、今日は私の個人的な見解も含めて、中立的に両方のコースを比較してみたいと思います。
【いま起きている大きな変化】
まず、前提として知っておいてほしいことがあります。
2026年度から、私立高校の授業料無償化が大きく拡充されます。
これまで、私立高校の授業料無償化は年収約590万円未満の世帯が対象でした。でも、2026年度からは所得制限が撤廃されて、全国平均授業料相当の年額45.7万円が上限として支給される予定です。
つまり、どんな年収の家庭でも、私立高校の授業料がほぼ無償になる時代が来るんです。
ちなみに、2025年度からは公立高校がすでに所得制限なしで完全無償化されています。年額11.8万円が全世帯に支給されるので、公立高校の授業料は実質ゼロです。
東京都や大阪府は先行してこの制度を導入していますが、2026年度からは全国的に「高校の授業料は基本的に無償」という時代になります。
これって、めちゃくちゃ大きな変化ですよね。
「だったら、中学は公立でいいんじゃない?高校から私立に行けば、お金もかからないし」
そう思う気持ち、すごくわかります。
でも、話はそう単純じゃないんです。
【少子化なのに盛り上がる中学受験ブーム】
一方で、中学受験ブームはどうなっているかというと、実は盛り上がり続けています。
首都圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)の2025年度の中学受験率は18.1%です。約5人に1人が中学受験をしている計算になります。
関西圏でも2025年度の受験率は10.6%で、過去最高を更新しました。
少子化で小学6年生の総数は減っているのに、受験率は10年連続で上昇しているんです。
なぜでしょうか?
理由はいくつかあります。
まず、コロナ禍で公立と私立の対応格差が浮き彫りになりました。休校が続く中、いち早くオンライン授業に切り替えたのは私立が多かったんです。
次に、大学入試改革への対応です。2025年度から大学入試が大きく変わり、思考力や表現力が重視されるようになりました。私立中高一貫校は、探究学習やグループワークなど、新しい入試に対応した教育を早くから取り入れています。
そして、高校募集を停止する中高一貫校が増えているという現実もあります。「あの学校に行きたい」と思っても、高校からは入れない学校が増えているんです。
つまり、高校から私立に行こうと思っても、選択肢が限られてきているんです。
【私立中学受験コースのメリット】
それでは、私立中学受験コースのメリットを見ていきましょう。
何と言っても、公立と比べて授業の充実度が違います。
特に数学は、中学で高校数学と併せて体系的に学ぶので、理系は圧倒的に有利です。
有名国公立大学の理系の入試問題は、高校から数学を学んでいたらちょっと間に合わないんです。中学からしっかり準備しておくことで、大学受験で大きなアドバンテージになります。
また、施設の充実度、指定校推薦の枠、部活動の選択肢など、あらゆる面で公立より有利です。
最新の実験設備があったり、海外研修プログラムが充実していたり、有名大学への指定校推薦枠がたくさんあったり。
そういう環境に6年間身を置けるというのは、大きなメリットです。
そして、意外と見落とされがちなのが「同レベルの級友に囲まれる」ということです。
最近SNSを賑わせているいじめや暴力は、高いレベルの学校に行くほど少なくなる傾向があります。
これ、データで証明されているわけじゃないんですが、現場で子どもたちを見ていると、やっぱり偏差値の高い学校ほど落ち着いた環境になっていると感じます。
うちの子は大人しくていじめられないか心配、というご家庭には、私立中学は向いています。
ただし、デメリットもあります。
【私立中学受験コースのデメリット】
まず、お金です。
無償化は高校からなので、中学はやはり高くなります。
文部科学省のデータによると、私立中学3年間の学習費総額は平均約430万円です。年間にすると約143万円ですね。
これに対して、公立中学3年間の学習費総額は約162万円です。年間約54万円。
私立は公立の約2.6倍かかる計算になります。
初年度は特に高くて、入学金が平均約25万円、授業料が年間約40〜51万円、施設費やその他諸費用を含めると、初年度だけで150万円以上かかることも珍しくありません。
2年目以降は年間約100〜130万円程度に落ち着きますが、それでも決して安くはありません。
さらに、中学受験をするためには、小学4年生頃から塾に通う必要があります。
この塾代が、3年間で約200万円かかると言われています。
つまり、中学受験をして私立中学に進学すると、小4から中3までの6年間で、塾代200万円+私立中学学費430万円=630万円くらいかかる計算になります。
これは、ご家庭にとって大きな負担ですよね。
次に、通学時間です。
私立中学は遠い学校を選んでしまうと、片道1時間以上かかることもあります。往復2時間以上となると、子どもの可処分時間がかなり減ります。
睡眠時間が削られたり、勉強時間が取れなかったり、友達と遊ぶ時間がなくなったり。
通学時間は、学校選びの際に意外と見落とされがちですが、めちゃくちゃ重要です。
そして、授業についていけない、いわゆる「深海魚問題」もあります。
偏差値ギリギリで入学してしまうと、授業についていけず、学年の下位に沈んでしまう。そうなると、自己肯定感が下がり、勉強が嫌いになってしまうこともあります。
せっかく私立に入れたのに、これでは本末転倒ですよね。
最後に、授業料が無償化になったとしても、それ以外の諸々のお金が高額という点も忘れてはいけません。
制服代、教材費、修学旅行積立金、部活動費、寄付金など、授業料以外にもお金はかかります。
特に私立は、海外研修が充実していたり、最新のタブレットを購入する必要があったり、制服も高かったり。
授業料が無償になっても、年間50万円程度の諸費用は発生すると考えておいた方がいいです。
【公立中学→高校受験コースのメリット】
次に、公立中学から高校受験コースのメリットを見ていきましょう。
まず、安いです。
公立中学3年間の学習費総額は約162万円ですから、私立中学の430万円と比べると、268万円も安くなります。
この差額を貯金しておけば、大学進学時の学費に回せます。
次に、可処分時間が増えます。
通学時間が短ければ、その分を部活や習い事に打ち込めます。
例えば、本格的にスポーツをやりたい、音楽を極めたい、プログラミングを学びたい、という子どもにとっては、公立中学の方が時間を有効に使えるかもしれません。
中学受験の塾に通う時間も必要ないので、小学生のうちからいろんなことに挑戦できます。
また、地元の友だちができるというのも、大きなメリットです。
小学校からの友だちと一緒に中学に進学できるので、環境の変化が少なく、安心して中学生活を送れます。
近所に友だちがいると、親としても安心ですよね。
レベルの高い学区なら、公立中学でも十分に質の高い教育を受けられます。
東京都の文京区や千代田区、神奈川県の横浜市の一部など、公立中学のレベルが高い地域もあります。
そういう学区に住んでいるなら、無理に私立を目指す必要はないかもしれません。
【公立中学→高校受験コースのデメリット】
ただし、デメリットもあります。
私立と比べると、授業レベルが低い傾向があります。
公立中学は、できる子もできない子も同じクラスで学びます。そのため、授業のペースは平均的な子に合わせられます。
できる子にとっては物足りなく感じることもあるでしょう。
また、荒れている学区なら最悪です。
学級崩壊が起きていたり、いじめが多かったり、治安が悪かったり。
そういう環境では、勉強どころじゃなくなってしまいます。
理系なら、有名大学の数学は間に合わないスピードという問題もあります。
公立中学→公立高校のルートだと、高校で初めて本格的な数学を学び始めます。
でも、難関国公立大学の理系入試は、中学からしっかり準備してきた子を前提とした問題が出ます。
高校から始めても、追いつくのは大変です。
そして、高校から私立に入ろうと思っても、枠が少ないという現実があります。
先ほども書きましたが、中高一貫校の多くは高校募集を停止しています。
高校から入れる私立は、選択肢がかなり限られているんです。
【どんな家庭が中学受験に向いているか?】
それでは、どんな家庭が中学受験に向いているのでしょうか。
お金より環境重視のご家庭です。
学費は高くても、子どもに良い環境を与えたい、という価値観の家庭には、私立中学受験が向いています。
理系志望の子どもにも、中学受験は有利です。
数学を中学からしっかり学べるので、大学受験で圧倒的なアドバンテージになります。
大人しい性格で、いじめが心配な子どもにも、レベルの高い私立中学は向いています。
落ち着いた環境で6年間過ごせるというのは、親としても安心です。
【どんな家庭が公立中学→高校受験に向いているか?】
逆に、公立中学から高校受験コースが向いているのは、こんな家庭です。
勉強だけがすべてじゃない、と考えているご家庭です。
中学受験に時間を使うより、小学生のうちは思い切り遊んでほしい、いろんな経験をしてほしい、と考えているなら、公立中学の方が向いています。
可処分時間を増やしてあげたい、と思っているご家庭にも向いています。
中学受験の塾に週3〜4日通うより、その時間を部活や習い事に使いたいなら、公立中学を選ぶべきです。
勉強以外の習い事や熱中しているものがある子どもにも、公立中学は向いています。
例えば、本格的にサッカーをやっている、ピアノのコンクールを目指している、プログラミングで起業したい、など、明確な目標がある子どもは、中学受験に時間を使うより、その目標に向かって突き進んだ方がいいかもしれません。
文系志望の子どもにも、公立中学→高校受験のルートは悪くありません。
文系なら、数学で大きく遅れを取ることは少ないですし、高校受験で頑張れば、十分に良い高校に進学できます。
【もし中学受験するなら、これだけは守ってほしいこと】
もし中学受験をすると決めたら、これだけは守ってほしいことがあります。
偏差値ギリギリのところは避けてください。
深海魚リスクをヘッジするためです。
子どもの偏差値より5ポイントくらい下の学校を選ぶと、入学後に上位グループに入れて、自己肯定感を保ちやすくなります。
「あの学校に入れたい」という親の希望より、「子どもが楽しく通える学校」を優先してください。
通学時間も考慮に入れてください。
30分以内ならベストです。
片道1時間を超えると、子どもの負担はかなり大きくなります。
朝早く起きなきゃいけない、帰りは夜遅くなる、電車が遅延すると遅刻する。
そういうストレスを6年間続けるのは、大変です。
力を入れている部活なども調べておいてください。
「この学校のサッカー部は強豪だから、ここでサッカーを頑張りたい」とか、「この学校は理科の実験設備が充実しているから、理系を目指すならここ」とか。
子どもが何に興味を持っているかを見極めて、その興味を伸ばせる学校を選んでください。
指定校推薦枠や強豪部活も調べておくと、学校選びの参考になります。
「この学校から早稲田大学に毎年10人推薦で行ける」とか、「この学校の吹奏楽部は全国大会常連」とか。
そういう情報は、学校説明会や学校のホームページで確認できます。
【公立中学に進学するなら、これだけは守ってほしいこと】
公立中学に進学すると決めたら、これだけは守ってほしいことがあります。
可処分時間を無駄にしないでください。
中学受験をしないからといって、小学生のうちから何もしなくていいわけじゃありません。
塾は必須です。
公立中学は授業レベルが平均的なので、塾で補完する必要があります。
特に、英語と数学はとにかくやっておいてください。
この2教科は、高校受験でも大学受験でも最重要科目です。
小学生のうちから英語に触れておく、算数をしっかり固めておく、というのは、後々めちゃくちゃ効いてきます。
運動はさせておくが吉です。
これは、健康のためだけじゃありません。
運動をしている子どもは、集中力がつきます。体力もつきます。ストレス耐性もつきます。
部活でもいいし、習い事でもいいし、家族で一緒に運動するでもいい。
とにかく、体を動かす習慣をつけておくと、中学・高校での勉強が楽になります。
【私が個人的に大切だと思うこと】
ここからは、私の個人的な意見です。
中学受験をするかしないか、って、正解はないと思うんです。
ご家庭の価値観、子どもの性格、経済状況、住んでいる地域、いろんな要素が絡み合って、答えは変わってきます。
でも、一つだけ言えるのは、「子どもの幸せを最優先に考える」ということです。
親の見栄で中学受験をさせるのは、絶対にやめてください。
「周りがみんな受験するから、うちも」とか、「有名な学校に入れたら、親としてカッコいいから」とか。
そういう理由で受験させても、子どもは幸せになりません。
逆に、子どもが本気で「この学校に行きたい」って言っているなら、たとえ経済的に厳しくても、できる限りのサポートをしてあげてください。
子どもの「やりたい」という気持ちを応援するのが、親の役目だと思います。
そして、どちらのコースを選んでも、親が不安そうな顔をしていたら、子どもも不安になります。
「うちはこっちのコースを選んだんだから、これで正解だ」って、自信を持ってください。
中学受験をしなくても、立派に成功している人はたくさんいます。
中学受験をして失敗した人も、たくさんいます。
大切なのは、どのコースを選ぶかじゃなくて、選んだコースで子どもがどう成長するかです。
【2026年度以降の教育環境】
最後に、2026年度以降の教育環境について、少しだけ触れておきます。
私立高校の授業料無償化が本格化することで、教育の選択肢は確実に広がります。
経済的な理由で私立を諦めていたご家庭も、高校から私立を選べるようになります。
これは、素晴らしいことです。
ただし、繰り返しになりますが、高校から入れる私立は選択肢が限られています。
中高一貫校の多くは、高校募集を停止しているからです。
だから、「高校から私立に行けばいいや」と思っていても、行きたい学校に行けないかもしれません。
その点は、よく考えておいた方がいいです。
また、授業料が無償になっても、諸費用は自己負担です。
年間50万円程度はかかると思っておいてください。
そして、大学進学時には、さらにお金がかかります。
私立大学の学費は、年間100万円以上です。4年間で400万円以上かかります。
中学・高校でお金をかけすぎて、大学進学時に困らないように、計画的に教育費を準備しておくことが大切です。
【Cheers!ができること】
最後に、宣伝になってしまいますが、私たちCheers!についても少しだけ。
Cheers!は、中学受験コースにも、公立中学→高校受験コースにも、両方対応しています。
「中学受験をするかどうか迷っている」という相談も、もちろん大歓迎です。
お子さんの性格、ご家庭の状況、志望校の選び方など、個別にアドバイスさせていただきます。
そして、どちらのコースを選んでも、お子さんの自己肯定感を高めながら、学力を伸ばしていくサポートをします。
「勉強ができるようになること」も大切ですが、それ以上に「自分はできる」「自分には価値がある」と思えることが大切です。
そういう気持ちを持った子どもは、どんな環境でも、自分の力で道を切り開いていけます。
もし、中学受験や進路について悩んでいることがあれば、いつでもご相談ください。
一緒に、お子さんにとって最良の選択を考えていきましょう。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました
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