こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン学習塾Cheers!の塾長のかつ師匠(@cheers.school)です
さて、子供の読解力、伸ばしたいですよね。
漫画やゲームだけではなく、子供にはもっと読書をしてほしいと思うのが親心ですよね
なのに、ウチの子はちっとも本を読んでくれない…
そんなお悩みをお持ちの保護者様に、読書嫌いの子でもハマること間違いなし!?の、中学生向けおすすめ小説をいくつか紹介します
もしその本が面白ければ、夢中になって読むことができ、おのずと読解力がついてくるはずです
それではいってみましょー!
雨の日も、晴れ男 水野敬也
ご存知、夢をかなえるぞうの作者である水野敬也氏の最高傑作は、間違いなくこの本でしょう
うだつの上がらないサラリーマンのアレックスに、次々とおそいかかる不幸の連続
それを持ち前のプラス思考で次々と乗り越えていく姿に爆笑しながらも、感動を覚えてしまうという最高のストーリーになっています
そして、最後に、天使がつぶやく言葉が、この物語の主題のテーマとなるものなのですか、それとってもプラス思考のために必要な含蓄のある言葉なので、めちゃんこ気付きが得れる小説になっています
とにかくもう絶対に最高にオススメの本です!
かがみの孤城 辻村深月
物語の舞台は、2005年、いじめが原因で不登校になった中学1年生の女の子、こころが主人公です
ある日、自分の部屋の鏡が光り、彼女は鏡を通り抜けて絶海の孤城にたどり着きます
そこには自分と同じような不登校の中学生たちが集まっており、狼のお面をつけた謎の少女から、どんな願いも叶えられる部屋へ入ることができるゲームに招待されます
物語の中に張り巡らされた伏線回収は、思わず「あっ!!」と声が出てしまうかもしれません
読み出したら止まらない、珠玉の1冊です
映画化にもなっていますね!
そして誰もいなくなった アガサ・クリスティ
外界から遮断された孤島に集められた、互いに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女
招待主の姿は島にはなく、夕食の席上で彼らの過去の犯罪を暴き立てる謎の声が響きます
そして、無気味な童謡の歌詞通りに、彼らが一人ずつ殺されていく…
中学生にも読みやすいように、ハヤカワジュニア文庫から観光されました!
ミステリーの女王、アガサ・クリスティの最高傑作は100年の時を経てもなお、我々を楽しませてくれますね!
西の魔女が死んだ 梨木香歩
学校への登校を拒否する中学生のまいが、季節が初夏へと移り変わる一ヶ月余りを、自称「西の魔女」であるイギリス人の祖母のもとで過ごします
この祖母から、まいは魔女としての手ほどきを受けることになりますが、魔女修行の肝心かなめは「何でも自分で決める」ということでした…
この作品は、2008年に映画化され、文部科学省特別選定作品や青少年映画審議会推薦作品にも選ばれた名作です
おばあちゃんが好きな子は絶対に読んでみてほしいです!
WONDER ~君は太陽〜 ラケル・ハラミーロ・パラシオ
顔が生まれつき歪むトリーチャーコリンズ症候群を抱える10歳の少年オーガスト(オギー)
初めて学校に行くことで起きる様々な障害、葛藤、そして友情をウィットのある文体で描いています
オギーは、顔を隠すためにヘルメットを被って登校し、見た目が原因でいじめや裏切りにあいますが、それにもメゲず勇気をもって生きる彼の姿が、とてもリスペクトできるし、単なるお涙頂戴ものではないのがこの作品の素晴らしいところ!
物語はオーガスト視点から、彼の姉や友人目線で描かれるプロットとなっており、「いろいろな人の考え方」が学べる構成になっています
中学生にとって、はじめてのアメリカ文学に触れる絶好のチャンスですよ!
ちなみに、スピンオフ作品として、「もうひとつのWONDER」という作品があります
この作品は、いじめっ子のジュリアン、オギーの幼なじみのクリストファー、優等生のシャーロットの3人の視点から語られる「もうひとつのワンダー・ストーリー」です
この本ではオギーは脇役であり、オギーとの出会いによってそれぞれの登場人物がどのように影響を受けて変化していったかを描いています
冒頭には、著者が『ワンダー』刊行後に米国で起こった「ジュリアンになるな」運動に違和感を持ち、本作を書くことにした経緯が述べられており、これまた素晴らしい名作です
とにかくもう絶対的に優しくなれる本です!
三国志 吉川英治
時は中国後漢末期
群雄割拠する時代背景の中で、魏・呉・蜀の三国が興亡を繰り返す様を描いた東アジアでは大人気の歴史小説
特に、曹操、劉備、孫権といった三国を代表する英雄たちの活躍や、彼らに仕える武将や策士たちの知恵や勇気、そして裏切りや友情などが緻密に描かれています
また、実際の歴史とは異なる創作も含まれており、歴史小説としての魅力を高めています
歴史好きになるきっかけになるかもしれません
わたしは中学生のときに、当時の先生から三国志を薦められて、その時読んだのが柴田錬三郎氏の「三国志 英雄ここにあり」「三国志 英雄生きるべきか死すべきか」でした
ハードコアな描写もあったため、一般受けするのは吉川英治氏のほうだと思いますね
最後に
子供を読書好きにするために
よくいろんな保護者様から「ウチの子は本を読まなくて…」と相談されるのですが、そういう親御さんに限って、実はご本人が本を読まないことが多いのです。
子供に「本を読みなさい!」などとパワハラ上司のように命令するのはおやめ下さい。
今日紹介した本も、まず親御さんが読んでみて「面白かったよ!読んでみたら??」と誘ってみてあげてくださいね。
子供は親の言う通りになるのではなく、親の通りになるのですから…!