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大阪の陸上部と水泳部は 近年全国レベルの舞台で次々と好成績を残す高校が増えています
全国大会を目標にするチームも多く 近畿大会や大阪府大会では熾烈な代表争いが繰り広げられています
実際、2022から2024年にかけてインターハイや全国選手権で入賞や優勝を果たす大阪勢が目立ち、学校側のサポートや設備も年々充実してきました
ここでは男子女子それぞれ陸上部と水泳部の強豪私立校を2校ずつ、2022から2024年の全国大会、近畿大会、大阪府大会の成績を基準に紹介します
大会結果の詳細やエピソードも交えながら、各校の部活動の特徴を深掘りしてみましょう
大阪府の高校陸上 概況
大阪の高校陸上界は、駅伝や長距離種目で全国トップクラスの伝統校が多く、さらに短距離、跳躍、投擲にも力を入れる学校が増えました
男子は全国高校駅伝やインターハイの長距離で上位を狙う清風高校や阪南大学高等学校などが有名で、リレー種目で全国表彰台を目指す学校も少なくありません
女子は駅伝や中距離が盛り上がり、薫英女学院が都大路(全国高校駅伝)で上位進出を続けています
また、東大阪大敬愛のように3000mとフィールド種目の両面で強化する学校も出てきて、群雄割拠の様相を呈しています
2023年度の大阪インターハイ予選では、男子5000mと女子3000mで大会新記録が更新されるほどハイレベルな争いが繰り広げられ、近畿大会でも複数の大阪勢が優勝や入賞を勝ち取るなど 全国でも注目を浴びる存在になりました
清風高等学校 男子長距離の伝統校 駅伝で全国を狙う
最新の成績 (2022～2024年)
清風高校は2023年の全国高校駅伝で男子チームが大阪代表として19年連続の出場を果たし、予選の大阪高校駅伝では見事優勝を飾りました
トラック種目でもインターハイ大阪予選で5000mと3000mSCで複数の決勝進出者を出し、うち1名が近畿大会で優勝を勝ち取るなど高い総合力を示しています
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
清風は宗教的モラル教育をベースにした礼儀と規律を重んじる学校で、その中で鍛えられる精神力が長距離の強さにつながっています
練習では長時間の走り込みとスピード練習をバランスよく組み合わせており、週末は合宿形式で集中トレーニングを実施しています
部員は中学時代から全国大会を経験している有力選手が多い一方、合宿や勉強時間の管理もしっかりしているため 保護者として安心して預けられます
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
陸上競技部は強化指定部に相当し、中学駅伝で実績を出した選手が推薦で入学するケースが多いです
とはいえ一般入学の生徒が入部する道も開かれており、本気で取り組めば主力争いに参戦できる環境があります
部活の特徴 (保護者目線)
進学校というイメージもあり、学習と競技の両立を重んじる指導方針で部員の生活リズムを整えてくれます
大会遠征などで費用はかさむものの、保護者会やOB会のサポートが充実しており、財政的負担を軽減する仕組みが存在します
阪南大学高等学校 (男子) 短距離とリレーで全国台頭
最新の成績 (2022～2024年)
阪南大高は2022年の大阪インターハイ予選4×100mリレーで初優勝し、2023年も同種目で2位に入り近畿大会へ進出、近畿大会では3位入賞となりリレー種目で全国総体出場を勝ち取りました
個人でも100mと200mで近畿大会ベスト8入りを果たすなど、スプリント分野で急成長中です
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
元実業団スプリンターのコーチが所属し、最新のスタート練習やウエイトトレーニング理論を取り入れている点が特徴です
大学附属ならではのメリットで、駐在トレーナーや分析スタッフがレース映像を研究し、選手個々に適したフォームやペース配分をアドバイスしています
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
スポーツ推薦で中学陸上出身のエース候補を集めていますが、一般入学組の入部も認められ、熱意と実力があればリレーメンバー入りも夢ではありません
部活の特徴 (保護者目線)
練習は放課後に2～3時間集中して行われ、週末は合宿や記録会などで競技経験を積みます
補習や勉強との両立も指導者がサポートしており、中には推薦で大学へ進む選手も多いため、卒業後の進路までトータルで見ても安心感があります
大阪薫英女学院高等学校 (女子) 全国駅伝で上位常連
最新の成績 (2022～2024年)
大阪薫英女学院は2022年全国高校駅伝で5位入賞、2023年も大阪予選を制し連続出場を決めました
トラック競技では1500mと3000mで近畿大会優勝者を出しており、インターハイでも表彰台を複数回経験しています
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
スカウト活動により全国の中学長距離エースが集まり、競走を通じて全体のレベルが底上げされています
専用グラウンドや近隣の競技場を活用し、毎日朝夕2部制練習を徹底し、走力とメンタル両面を高めています
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
スポーツコースとして設けられた枠に有力選手が在籍しており、強化指定部として充実したサポートを受けています
一般入試からの入部例も存在しますが、全国を目指すには相当の努力が必要です
部活の特徴 (保護者目線)
チーム内競争が激しく、実力主義の世界ながら、礼節や協調性を重んじる学校方針で、マネージャーやサポート部員にも感謝を忘れない雰囲気があります
卒業後は大学進学で競技を続ける選手が多く、進路面でも安心感が大きい点が保護者にとって魅力です
東大阪大学敬愛高等学校 (女子) 幅広い種目で上位を狙う
最新の成績 (2022～2024年)
女子中距離と跳躍種目で強さを発揮し、2023年大阪インターハイ予選では3000m優勝 走幅跳で2位を獲得して近畿大会に進出しました
近畿新人大会では女子団体総合で3位に入り、トラックだけでなくフィールド種目でも得点を重ねるバランスが光ります
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
ラグビーや柔道でも全国区の東大阪大敬愛は、スポーツ強化を学校全体で支援し、グラウンドやトレーニング室の設備が充実しています
多種目のアスリートが集まるため、お互いが刺激となり、色々な種目に挑戦できる環境が選手の可能性を広げています
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
陸上部は強化指定されており、中学時代からの実績ある選手が推薦で入り、即戦力として活躍しています
一般生徒の入部も可能ですが、ハイレベルな練習に食らいつく覚悟が求められます
部活の特徴 (保護者目線)
一見すると体育会色が強い印象ですが、礼儀作法やチームの和を重視し、保護者間でも協力体制が整っています
多種目の選手が共存しているので、記録会や試合で様々な競技を見る機会が豊富で、子どもが新しい刺激を受けながら成長できる環境があります
大阪府の高校水泳 概況
大阪府の高校水泳は全国大会や近畿大会で好成績を収める強豪校が多数存在しており、各校は最新のトレーニング設備を備え、朝から晩まで熱心に練習に励んでいます
例えば、近畿大学附属高等学校はインターハイにおいて個人種目で複数回の優勝実績を持ち、オリンピアンを輩出する伝統校として高い評価を受けています
また、浪速高等学校は男子リレー種目で近畿大会優勝を果たし、全国大会への出場権を獲得するなど記録更新が続いています
さらに、大阪成蹊女子高等学校は競泳とアーティスティックスイミングの両面で全国大会において上位入賞を果たし、独自の強化体制と充実した練習環境により競技力が着実に向上しています
学校側は文武両道を掲げ、専属のコーチ陣による指導やトレーニングプログラム、栄養管理やコンディショニングプログラムを徹底しており、選手たちが安心して練習に打ち込める環境を整えています
保護者からは、大会での安定した成績と進学支援の充実に対して高い信頼を寄せられており、お子様の将来を見据えた育成体制に安心感を持たれています
大阪府の高校水泳は今後も最新の技術導入と強化体制の向上により、全国大会でさらなる躍進を遂げることが期待されています
近畿大学附属高等学校 (男子) オリンピアンを輩出する伝統校
最新の成績 (2022～2024年)
インターハイ男子200m背泳ぎで2023年優勝、インターハイ100m自由形でも2位など、個人種目複数で表彰台に上がっています
リレー種目でも4×100mメドレーリレーで近畿大会3連覇を達成し、全国大会でも2年連続で決勝進出を果たしました
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
50mと25mの2種類のプールを校内に持ち、五輪選手OBや日本代表コーチが指導に当たり、科学的トレーニングやフォーム解析を活用しています
スポーツ推薦で全国JOC中学トップスイマーを集める一方、一般入試組の入部を認める懐の深さもあります
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
強化指定クラブで選抜選手は朝夕の2部練習をこなし、一般部員が基礎練習を行う場も設けています
部活の特徴 (保護者目線)
指導力や設備が充実しているため、保護者としては短期間で子どもが飛躍的に成長する姿を実感できるでしょう
卒業後も大学水泳部への内部進学がしやすく、本格的に競技を継続する道が開かれている安心感があります
浪速高等学校 (男子) リレー種目が花形の強化部
最新の成績 (2022～2024年)
浪速高校男子水泳部はリレー種目を得意とし、2022年に近畿大会4×200mフリーリレーで優勝、2023年もインターハイ大阪予選で同種目を制覇しました
個人でもバタフライや平泳ぎで近畿大会入賞者を毎年のように輩出し、総合力の高いチームを形成しています
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
校舎内の温水プールを活用し、朝夕の2部練習と週末の記録会で試合感覚を養うプログラムを導入しています
実業団経験のあるコーチがレースマネジメントを重視し、各選手の得意種目に合わせてスピード強化や持久力強化を使い分けています
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
水泳部は強化部としてスポーツ推薦で有力中学生を集めており、全国を目指すメンバーが大半です
一般入試組でも入部はできるものの、高い練習強度についていく覚悟がないと続けるのは難しいでしょう
部活の特徴 (保護者目線)
練習こそ厳しいものの、礼儀やチームワークがしっかりしており、選手同士のフォローが手厚い雰囲気があります
保護者会が活発で、遠征費や合宿費の工面に協力するシステムが整い、我が子の成長を見守りながらチームをサポートできる一体感があります
大阪成蹊女子高等学校 (女子) 競泳とアーティスティックスイミングの二刀流
最新の成績 (2022～2024年)
インターハイで競泳の個人種目ベスト8入りを複数回経験、さらにアーティスティックスイミングでは全国JOCジュニア優勝を達成し、シンクロ競技でも強豪校として台頭しています
近畿大会でもフリーリレー優勝、平泳ぎで2位などマルチにポイントを稼ぎ、総合得点で上位に食い込む活躍を見せました
強さの理由 (指導方針 施設 スカウトなど)
学校敷地内に50mプールとシンクロ用プールを備え、専門コーチが競泳とアーティスティック両方の練習メニューを監修しています
栄養指導や身体調整プログラムにも力を入れ、高校生ながら世界大会を狙う選手も育っているのが特徴です
指定強化部活動の有無 (一般生徒の入部可否)
強化指定部扱いで中学年代から実績のある選手が中心ですが、一般入学でも基礎体力があれば入部可能です
部活の特徴 (保護者目線)
生徒が本格的に水泳競技へ打ち込める理想的な環境であり、礼儀指導も徹底されているため 安心して預けられます
アーティスティックスイミング部門もあるため、表現力を磨く練習も行われ、人間的な成長につながります
近畿大学附属高校(女子) 全国上位の常連校
毎年多数の選手を全国大会に送り込んでおり、2021年度のインターハイでは女子100m自由形・200m自由形で優勝者を輩出するなど全国優勝を達成しています
2022年度のインターハイにおいても女子4×100mメドレーリレーで準優勝、女子フリーリレー種目で入賞するなど、複数種目で決勝進出・入賞を果たしています
こうした実績から、インターハイ個人種目・リレー種目の全国上位の常連校です。
近畿大学附属は近畿ブロックでも圧倒的な強さを誇り、2022年の近畿大会では女子団体総合優勝を達成しています
女子種目で5種目の優勝を含む多数の入賞者を出し、リレー3種目でも入賞（800mフリーリレーは大会新記録で優勝）するなど、近畿地区で突出した成績を収めました
練習環境や指導体制も充実しており、この強さの秘密は大学附属校ならではの水泳伝統と競技力強化の取り組みにあると言われます
大阪の女子高校水泳界をけん引する強豪校として、今後も注目される存在です
まとめ
今回紹介した各校は、いずれも卓越した実績と独自の強さの秘訣を持っています
それぞれ部活動の方針や雰囲気に違いがありますので、中学生の皆さんと保護者の方はお子さんの適性や将来像に合わせて検討してみてください
大阪府には他にも多数の競合校が存在しますが、まずは「全国大会で勝つ」という明確な目標を掲げているこれら強豪校を志望候補に加えてみる価値があるでしょう
それぞれの強豪校で得られる経験は、きっと高校3年間を実り多いものにしてくれるはずです
1. 大阪府で陸上が強い高校はどこ 強豪校紹介｜SPAIA – URL: https://spaia.jp/column/athletics/619 (〖やったるで！〗大阪府の陸上強豪校5選｜〖SPAIA〗スパイア)
2. 近畿高体連陸上競技専門部 大会記録一覧 – URL: https://kyoto-athletics.com/recording/room_kinki/ (近畿高校記録 – 京都府高体連陸上競技専門部)
3. 大阪高校水泳連盟 公式サイト – URL: https://osaka-hs-swim.chips.jp/ (中央大会を終えて – 池田高校水泳部)
4. 大阪府のクラブで選ぶ高校一覧｜家庭教師のえーる – URL: https://www.aile21.jp/osaka-bukatudou-ichiran/ (大阪府のクラブ(部活)で選ぶ 高校一覧 (公立・国立・私立) | 家庭教師のえーる)
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