こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン学習塾Cheers!(@cheers.school)です
本日は「中学生から挑戦できる人気の読書リスト10選!読解力UPにつながるオススメ本を紹介」というテーマでお届けしますね。中学生ぐらいになると、小学生時代とは違って読書の内容や興味の幅が広がってくるじゃないですか。でも学校の勉強や部活などで忙しく、ついつい読書から遠ざかってしまう子も多いんですよね。実は、読書には語彙力や思考力はもちろん、表現力や想像力など、さまざまなスキルを伸ばす力があります。さらに読解力が上がることで学校の定期テストや高校受験、そして将来にわたる学習効率までアップするんですよね。
そこで今回は、読むと面白いだけでなく「読解力もUPしやすい」本を厳選してご紹介します。わたし自身も昔から本を読むのが好きで、時々「これ、中学生でも読めそう!」と思うものをピックアップしては娘におすすめしているんです。娘も2024年12月現在、難関大学を目指して一緒に勉強中なので、読書を通じて考える力や表現力を伸ばしていきたいと考えているんですよね。
もちろん今回のリストは「絶対読まなければいけない」わけではなく、あくまで参考としてゆるく取り入れてほしい感じです。子どもによって好みやレベルも違いますから、それぞれのペースや関心に合わせて選んでみてくださいね。
1. 『かがみの孤城』 辻村深月(ポプラ社)

最近映像化もされて話題になりましたよね。学校になじめず部屋に閉じこもる主人公が“鏡の中のお城”へ導かれ、同じような境遇の仲間たちと心を通わせていく物語です。ファンタジー要素がある一方で、いじめや不登校などリアルな問題を背景にしているので、多感な中学生には共感できる部分が多いんじゃないでしょうか。心理描写も丁寧で読み応えがあるので、読解力や感受性を高めるのにぴったりですよね。
2. 『声に出して読みたい日本語』 齋藤孝(草思社)

読解力アップだけでなく、音読による表現力や語彙力を磨くにも最適な一冊です。齋藤孝先生のこのシリーズは有名ですし、学校の授業でも使われることがありますよね。古典や名文を声に出して読むと、日本語特有のリズムや響きを体感できるんです。中学生でも読みやすい文章が多いですし、読み方のコツや解説も載っているので、国語力全般を伸ばすうえでかなり役立つと思います。
活用アイデア
- 朝の5分間スピーチに取り入れてみる
- 勉強の合間のリフレッシュタイムに音読
- 親子で「声に出して」読んでみて、お互いの感想をシェアする
3. 岩波少年文庫シリーズ(岩波書店)

岩波少年文庫は幅広いクラシック作品を扱っていて、児童文学の名作がたくさん収録されています。たとえば『アルプスの少女ハイジ』や『ナルニア国ものがたり』など、中学生でもまだまだ楽しく読める作品がありますよね。昔ながらの翻訳ものも多いんですけど、表現がちょっと難しい部分もあるので、そのぶん語彙力や理解力が高まるんですよ。
おすすめポイント
- 古典的名作を通して豊かな表現力に触れられる
- 言葉づかいや訳のニュアンスが独特で、語彙を増やしやすい
4. 『バッテリー』 あさのあつこ(角川文庫)

「ピッチャーとキャッチャーの“バッテリー”という関係性」を軸に、中学生たちの友情や葛藤をリアルに描いた青春小説ですよね。野球がテーマではありますが、人間関係や自分の才能への悩みなど、“思春期ならでは”の気持ちが丁寧に描かれているので、スポーツをやらない子でも共感しやすいと思います。登場人物の感情の機微をしっかり読み解いていくことで、読解力だけでなく、物事を客観的に見る目も磨かれますよ。
実践アイデア
- 感情の変化をメモする:主人公や周囲のキャラクターが、どういう瞬間に喜んだり落ち込んだりしたかを箇条書きで整理してみると、自分の気持ちとも重ね合わせやすいですよね。
- 野球のルールを軽く調べる:ストーリーの理解が深まるだけでなく、調べ学習の習慣づくりにもなりますよ。
5. 『キノの旅』 時雨沢恵一(電撃文庫)

一見ライトノベルっぽいんですけど、世界観が独特で、哲学的な問いが多い作品です。主人公のキノが相棒のエルメス(しゃべるバイク)と旅をしながら、いろんな国や人との出会いを通じて物事の本質を考えさせられるストーリー。話が短編構成なので、集中力に自信がない中学生でも読みやすいんじゃないでしょうか。
6. 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩(新潮文庫)

主人公のまいが、田舎で暮らすおばあちゃんと過ごす日々を通して成長していく物語です。自然豊かな描写と穏やかな雰囲気、それでいて思春期ならではの心の揺れなどが丁寧に描かれていて、読み終わった後にほっこりする一冊ですよね。文章も平易で読みやすく、感情移入しやすいので、読解力と同時に感受性を高めるのにぴったりです。
7. 『君たちはどう生きるか』 吉野源三郎(岩波文庫/マガジンハウス版もあり)

一時期マンガ版がベストセラーになって、中学生が手に取りやすくなった作品ですよね。これは自分の生き方や社会との関わり方について深く考えさせられる内容です。主人公のコペル君が日々の出来事から得る学びは、現代の中学生にとっても十分共感できる部分があると思います。
読みどころ
- ちょっと昔の時代背景だけど、普遍的な悩みが描かれている
- 友だちや大人との対話を通じて「考える力」を磨ける
8. 『モモ』 ミヒャエル・エンデ(岩波少年文庫)

『はてしない物語』の作者エンデによる名作ファンタジーで、「時間」をテーマにした寓話的な作品です。中学生になると時間管理や予定など、何かと忙しくなりますよね。この作品ではそんな“時間の価値”を見つめ直すきっかけになるんじゃないでしょうか。物語自体はファンタジーですが、時間泥棒に奪われる時間や、主人公モモの純粋さなど、読めば読むほど深いメッセージがあります。
9. 『流星ワゴン』 重松清(講談社文庫)

家族の問題や人間関係がテーマの小説です。中学生には少し大人びた内容かもしれないんですけど、重松清作品の温かみのある語り口は若い読者にも伝わると思います。家庭や学校での悩み、人間同士のすれ違いなどがリアルに描かれていて、主人公と一緒にいろいろ考えながら読み進めると、自然と読解力も上がります。
10. 『桐島、部活やめるってよ』 朝井リョウ(集英社文庫)

こちらは高校生が主人公の青春小説ですが、中学生のうちから読んでおくと、高校生活をイメージしやすくなるかもしれませんよね。物語は野球部のエース・桐島が突然部活を辞めたことで、まわりの生徒たちの人間関係や価値観が大きく揺れ動く様子を、それぞれの視点から描いています。誰が主人公か明確に定められているわけではなく、群像劇の形になっているのが特徴ですよね。複数の視点を追うことで「物事にはいろんな見方がある」ことを実感しやすいですし、自分の立場を客観視する練習になると思います。
読書のポイント
クラスメイト同士の関係図をノートに描いておく:部活や立場の違いなどを図示することで、ストーリーの流れが整理しやすいです。
視点が切り替わるタイミングに注目する:登場人物ごとに語り口や感じ方が少しずつ違うので、それを意識しながら読むと理解度がアップしますよね。
読書をすると得られるメリット
- 語彙力・表現力アップ
読書をすることで新しい言葉や表現に出会い、自然にボキャブラリーが増えます。文章の組み立て方や構成を学べるので、学校の作文や感想文、さらには受験の小論文にも役立ちますよね。 - 思考力・想像力の向上
小説の世界観を追体験する中で、登場人物の気持ちを想像したり、背景を考察したりする力が身につきます。この過程は論理的思考力や問題解決能力にもつながるんですよ。 - 集中力を鍛える
本を読み続けるには、ある程度集中しないといけません。スマホやゲームに比べて地味な作業のようですが、その分コツコツと集中力を培えるのが読書の良さですよね。 - ストレス解消
読書の世界に没頭すると、意外とストレスが解消されます。とくに学校での人間関係に疲れている中学生には、気持ちをクールダウンさせる時間にもなるのでおすすめなんですよね。
読書を習慣にするためのコツ
- 短い時間から始める
「1日1ページだけ」「寝る前5分だけ」など、小さな習慣からスタートすると長続きしやすいですよね。 - ブックカバーやしおりで気分を上げる
お気に入りのブックカバーやしおりを使うと、ちょっとしたモチベーションアップにつながります。 - 読んだ本の感想をメモする
ノートやアプリで感想を残しておくと、後から振り返ったときに「こんなこと考えていたんだ」と自己理解も深まります。 - 友だちや家族と本について話す
同じ本を読んで感想をシェアすると、新たな発見や驚きがあってより深く楽しめるんですよね。
まとめ
今回は「中学生から挑戦できる人気の読書リスト10選!」ということで、読解力UPにも役立つ本をいろいろご紹介しました。どれも作品の雰囲気がそれぞれ違いますし、文学からファンタジー、自己啓発っぽいものまで揃えています。中学生って、学校の勉強だけじゃなく人間関係や部活動など、何かと大変ですよね。それだけに、読書が“心の支え”になったり、新しい知識を得るための最高のツールになったりする可能性が大いにあります。
このブログを読んで、「これ、ちょっと面白そうかも」と思うものが一つでもあれば、ぜひお子さんに勧めたり、親子で一緒に読んでみたりしてみてください。読み終わった後に一言でも感想をシェアし合うと、より記憶に残りやすくなるのでおすすめですよね。
実際、わたしもよく娘と読んだ本について話すんですけど、「そのシーンの登場人物、どう思った?」とか「こんな表現、面白いよね」って盛り上がります。そうやって一緒に読書体験を共有すること自体が、子どもの心に安心感を与えるきっかけになったりするんですよね。
読書は学校の教科書だけじゃ得られない学びが詰まっています。成績アップにもつながりますし、自己肯定感を高める要素にもなると思います。次回もまた、おすすめの学習法や気になる教育情報をシェアしていくので、ぜひチェックしてみてくださいね。