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『偏差値だけが全てじゃない』関西の中高一貫校ランキング:教育理念と入試方式まとめ

こんにちは

自己肯定感を高めるオンライン学習塾Cheers!(@cheers.school)です

皆さん、子どもの進路や受験のことで悩んだり迷ったりすることって多いですよね。小学校高学年から中学生になると、「どの中学・高校に行くか」「大学受験を見据えてどんな環境がいいか」って話題が一気にリアルになってきます。特に近年は中高一貫校を選ぶ家庭が増えているんですよね。早いうちから一貫した教育体制で学べるメリットを感じる方も多いんじゃないでしょうか。

でも、どうしても私たちは「偏差値」が気になってしまうものですよね。「あの学校は偏差値が高い」「ここは有名大学に何人合格してる」「進学実績がすごい」などの情報が先行して、つい数値だけで学校を判断しがちです。でも実際には、偏差値だけが全てではありません。学校によって教育理念や校風、入試方式はさまざまで、「うちの子に合うのはどんな学校かな?」と考える視点が大事ですよね。

そこで今回のブログ記事では、関西エリアの中高一貫校にフォーカスして、それぞれの特徴や教育理念、入試方式などをまとめてみました。どこも有名な私立校ですが、ちょっとした“個性”が違うんですよね。もちろん、進学実績や偏差値が頭に浮かぶ学校も多いですが、「偏差値だけに頼らない」教育方針を実践している例もたくさんあります。

わたし自身、小学校5年生から中学3年生までの子どもたちとオンライン学習塾で日々関わっていますし、自分の娘の進路や学びを考える立場としても、「学校の数字だけでなく、その学校の空気感や理念はどんなんだろう」という視点はとても大切だと感じているんです。もしこの記事を読んで、「なるほど、こういう校風もあるんだな」と気づいてもらえればうれしいですし、実際に学校説明会やオープンスクールなどで“生”の雰囲気を味わってみるのもいいですよね。

では早速、『偏差値だけが全てじゃない』関西の中高一貫校ランキングを一緒に見ていきましょう。今回は代表例として【大阪桐蔭中学校高等学校】【帝塚山学院中学校高等学校】【金光大阪中学校高等学校】【関西学院中学部】【近畿大学附属中学校】【立命館中学校】【同志社国際中学校】の7校を取り上げます。あくまで当塾の主観やネットなど公開情報をもとにまとめたランキングなので、最後は保護者の皆さんやお子さんが直接その学校を見学して選んでほしいです

目次

目次

  1. 第7位:関西学院中学部(兵庫)
  2. 第6位:立命館中学校(京都)
  3. 第5位:同志社国際中学校(京都)
  4. 第4位:近畿大学附属中学校(大阪)
  5. 第3位:金光大阪中学校高等学校(大阪)
  6. 第2位:帝塚山学院中学校高等学校(大阪)
  7. 第1位:大阪桐蔭中学校高等学校(大阪)
  8. まとめ&わたしからのメッセージ

第7位:関西学院中学部(兵庫)

学校の特徴

関西学院といえば、「西の慶応」と呼ばれる関西の名門私立大学・関西学院大学を擁する総合学園ですよね。中学部は兵庫県西宮市にあり、美しいキャンパスが魅力です。キリスト教主義に基づいた教育が行われていて、“Mastery for Service(奉仕のための練達)”というモットーが掲げられています。
中高一貫で6年間を通じて「人格教育を重視」しているので、学力だけじゃなくて人間性や社会貢献の意識も高めたいという家庭から人気があります。教員も「先生」というより“寄り添う指導者”として、礼拝や宗教行事を通じて生徒と一緒に成長していく雰囲気ですよね。

入試方式

毎年12月頃に募集要項が発表され、学科試験(国語・算数・理科・社会)が中心となる一般入試があります。さらに、特別入試や推薦入試などはなく、ほぼ学力試験一本のスタイルですが、合格後に提出する書類などで面接や調査書を重視することも。
「中学時代から関西学院で6年間を過ごし、そのまま大学へ」という内部進学の道もありますが、高校から外部募集もあるため、一貫生と高校入学生が合流する形です。大学への内部進学率は比較的高めですが、部活動や留学プログラムも充実しているので、「人としての成長」を大切にする人にはピッタリかもしれませんよね。


第6位:立命館中学校(京都)

学校の特徴

立命館大学と一体となった教育を行う立命館中学・高校は京都府長岡京市にある「立命館中学校」と、滋賀県草津市にある「立命館守山中学校」など複数キャンパスを展開しています。ここでは主に“長岡京”の立命館中学校を取り上げますね。
「平和と民主主義」「国際主義」「独立自尊」という建学の精神が柱になっていて、国際理解教育や探究学習が充実しているのが特徴。海外研修や英語教育にも力を入れていて、早いうちからプレゼンテーションやディベートの訓練を積むカリキュラムが魅力なんですよね。
中高での一貫教育を通して、大学は立命館大学への内部進学がしやすい環境があります。ただ、中には他大学を目指す生徒も少なくないので「一貫校だからといって全員が内部進学」とは限らず、選択肢は多い印象です。

入試方式

立命館中学校は毎年1〜2月にかけて「一般入試」と「帰国生入試」を実施しています。一般入試の場合、英語や算数・国語・理科・社会といった学力試験が中心ですが、国際コースなどは英語の資格・検定成績を考慮する制度もあるので、英語が得意な子にはチャンスですよね。
探究学習を重視している関係で、面接やプレゼンテーションを課す入試パターンもあるので要チェックです。学校説明会で実際にどんな問題が出るのかを確認しておくといいですよね。


第5位:同志社国際中学校(京都)

学校の特徴

同志社といえば、こちらも関西有数の名門私立大学の附属校ですよね。同志社国際中学校は京都府京田辺市にあり、“国際”の名の通り、バイリンガル教育や帰国子女の受け入れが充実しているのが特徴です。
英語力を本格的に鍛えたい、留学経験のある子が多く在籍していて、授業も英語を軸とした発信型の学習が多いんですよね。いろんな国の文化を持つ生徒が在籍しているので、多様性を自然と受け入れる校風が根付いているのが魅力です。
キリスト教主義の教育理念に基づいていて、創始者である新島襄の精神「キリスト教主義・国際主義・自由主義」がベースになっています。校内ではハロウィンやクリスマスなど国際色豊かなイベントが多く、「偏差値が高い」というだけでは味わえない教育環境が整っている印象ですよね。

入試方式

同志社国際中学校の入試は大きく「一般入試」と「帰国生入試」に分かれます。一般入試は国算理社の学力試験が基本ですが、学校の特性上、英語力を問われる問題も出たりするので、総合的な学力と英語力が必要になりますよね。
帰国生入試は海外在住経験がある生徒を対象にしているので、英語の能力や海外での学習歴、面接でのアピールなどが重視される場合もあります。いずれにせよ、“国際性”を求める人にはぴったりですし、同志社大学へも内部進学が可能です。


第4位:近畿大学附属中学校(大阪)

学校の特徴

近畿大学といえば、養殖マグロやバイオ研究などがメディアで話題になったり、オリジナルの発想力あふれる学術研究が注目されたりしている総合大学ですよね。その附属中学校は大阪府東大阪市にある近畿大学東大阪キャンパスの近くに位置しています。
キャッチフレーズが「実学教育」と「人間力の育成」。特に中高一貫部は大学附属ならではのメリットを享受しつつ、先取りカリキュラムで大学入試にも対応する教育を提供していますよね。部活動も盛んで、スポーツや文化活動を通じた人間形成に力を入れています。
また、大学との連携授業や研究施設の見学など、実社会やアカデミックの現場に触れる機会があるのも魅力ですよね。理系分野に興味がある生徒には特に面白いと思います。

入試方式

近畿大学附属中学校の入試は、例えば「前期入試」「後期入試」に分かれていて、基本は国算理社の4教科入試が主流です。英語を重視するクラスや、特進コースなどコース制を設けている場合もあるので、志望コースに応じて合否基準や合格ラインが変わる可能性があります。
説明会やオープンスクールでコースの違いを確認し、どういう進学先を目指すかを考慮して選ぶといいかもしれませんよね。大学にはもちろん内部進学しやすいですが、外部受験で国公立大学や他の有名私大を目指す生徒も多い印象です。


第3位:金光大阪中学校高等学校(大阪)

学校の特徴

金光大阪中学校高等学校は、大阪府高槻市にキャンパスを構える私立校です。宗教法人「金光教」を母体としているので、建学の精神に基づいた「徳育」を重視しているのが大きな特色ですよね。
偏差値だけに縛られず、生徒一人ひとりの個性を伸ばしつつ「人を思いやる心を育む」教育を掲げています。中高一貫でじっくり6年間を過ごすと、学習だけでなく人間関係や行事を通して豊かな人格形成を目指すというイメージです。部活動も盛んで、スポーツ、文化系ともに実績を上げている部もあります。
大学進学の実績では、内部推薦制度を利用して他の系列校へ進む生徒もいますし、指定校推薦なども充実しているので、多様な進路選択があるのも特徴ですよね。

入試方式

金光大阪の入試方式は、おおむね「4教科(国算理社)の学力試験」が中心ですが、学校によっては2教科入試を選べる年もあるので、受験生の負担が軽減されている場合もあります。加えて、調査書や面接を取り入れることもあるので、「テストの点だけではなく普段の生活態度や人柄も見られる」というスタンスが伝わってきますよね。
公式サイトや説明会で、各コース(アドバンストコース、グローバルコースなど)の違いや受験科目の詳細をしっかり確認しておくことが大事です。


第2位:帝塚山学院中学校高等学校(大阪)

学校の特徴

帝塚山学院は大阪府内でも歴史ある私学の一つですよね。主に「帝塚山学院中学校高等学校(女子校)」「帝塚山学院泉ヶ丘中学校高等学校(共学)」とに分かれているので、受験の際にはどちらを志望するかをしっかり確認する必要があります。ここでは総合的に帝塚山学院と呼ばれるグループとしてご紹介します。
創立以来、「個性を伸ばし、自律性を育む」という教育方針を大切にしていて、特にグローバル教育や芸術教育にも力を入れていますよね。音楽や美術、書道、演劇などの文化活動が盛んで、芸術系の進路を目指す子どもたちも少なくありません。もちろん、大学進学の実績では関関同立や国公立など、幅広い進路が選択可能です。
ダンス部も全国大会常連の強豪校ですよね。

入試方式

帝塚山学院の入試は、女子校の場合「4教科+面接」、泉ヶ丘キャンパスでは「4教科または3教科入試+面接」など、年度によって細かい変更があるので要チェックですよね。得意科目を活かす方式を選べたり、英語特化のクラスを受験できたりするパターンもあります。
学校によっては英語面接や作文を課すこともあるため、「うちの子は表現が得意か、思考力を見られるテストは苦手か」など、事前対策をしておくと安心です。


第1位:大阪桐蔭中学校高等学校(大阪)

学校の特徴

関西の私立校といえば誰もが知る「大阪桐蔭」。一般には偏差値も高く、大学受験実績も非常に優秀だというイメージが強いですよね。実際、東大や京大、医学部系の合格者も毎年多数出しており、いわゆる“進学校”としての地位を確立しています。
しかし、ただ勉強を詰め込むだけかというとそうでもなく、クラブ活動にも力が入っていて、吹奏楽部や野球部など全国的に有名な強豪クラブがたくさんあるんですよね。子どもの「好き」を応援する土壌があり、そうした部活動を通じて人間的にも大きく成長できる環境が整っています。
中高一貫校として6年間通う場合、高校からの入学生と合流するタイミングもありますが、やはり“先取り教育”のメリットが大きいです。中学生のうちから高校レベルの内容をかじっておくことで、高校2年生頃には大学受験の範囲を終えているケースもあります。そうすると、高校3年生でじっくり演習や苦手補強ができるわけです。進学実績だけでなく、そういう学習指導のシステムがきちんと整備されているのが人気の理由ですよね。

入試方式

大阪桐蔭の中学入試は一般的に4教科(国算理社)の学力試験が基本で、複数回の入試日程を設定している年もあります。英語入試などの特別方式は行っていない年も多く、比較的オーソドックスな「ペーパーテスト重視」のスタイルです。
ただし、コース分け(たとえば「英数選抜コース」「理数コース」など)によっては合格ラインが異なることがありますよね。公式サイトや入試要項で“どのコースならどんな力が求められるのか”をしっかり把握しておく必要があります。学校説明会では過去問の傾向なども丁寧に教えてもらえるので、興味のある方はぜひ参加してみてください。


まとめ

以上、関西の中高一貫校を7校取り上げてご紹介してきました。ご覧いただいたように、「進学実績や偏差値が高い」という切り口だけでなく、それぞれの学校が大事にしている教育理念特色がしっかりあるんですよね。キリスト教主義や国際性、個性を重視する校風だったり、スポーツや芸術活動が盛んだったり。部活動の面でも全国クラスの実績がある学校が多いのも関西の私立中高一貫校ならではの魅力じゃないでしょうか。

わたしがずっと大切にしている考えは、「子どもの可能性はひとつじゃない」ということですよね。学校選びの段階で、「受験に有利だから」「有名大学に入りやすいから」といった理由だけで絞ってしまうと、本来の才能や興味を伸ばすチャンスを逃してしまうかもしれません。確かに偏差値が高い学校に行くことは大きなアドバンテージになる場面もありますが、その子の性格や夢に合った環境がどこなのか、じっくり考えてほしいですよね。

最近はオンライン学習の普及もあって、“どこにいても多様な学び方ができる”時代になりました。でも、だからこそ学校という「リアルな場」と「オンライン環境」の両方を上手に活用し、子どもが主体的に学べるシステムが必要になってきていますよね。部活動や行事、友人関係など、実際にその学校で過ごす時間は子どもの人格形成に大きな影響を与えます。まずは今回紹介したような学校情報をヒントにして、説明会やオープンキャンパスに行き、生の雰囲気を感じてみてください。

わたしのオンライン塾でも、不登校の子や学校が合わずに悩んでいる子をサポートする機会が増えています。もちろん中高一貫校に行く子ばかりではなく、あえて公立中学に行って高校受験でリベンジしたいという生徒もいるんですよね。大事なのは「どこなら自分らしく成長できるか」という視点であって、数字や周りの評価だけに流されない選択をすることが、お子さんの自己肯定感にもつながりますよね。

もし、「うちの子に合った学校がわからない」「将来的にどんな進路を目指すべきかイメージできない」と不安がある場合は、まずは情報を集めるところから始めましょう。インターネットの口コミや先輩保護者の体験談、塾の先生や学校の先生の意見を聞くのも一つの手ですよね。そして何より、お子さん自身の声に耳を傾けてあげることが大切です。「どういうことに興味がある?」「どんな学校生活を送ってみたい?」という質問をして、子どもの本音を聞き出してみてください。意外としっかり考えているものですよ。

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