こんにちは
自己肯定感を高めるオンライン学習塾Cheers!(@cheers.school)です
冬休みといえば、クリスマスやお正月などの行事があり、子どもも大人も何かとワクワクしますよね。でも一方で「せっかくの休みを、ただ過ごすだけではもったいない」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。特に小学校高学年から中学生くらいのお子さんは、学校の勉強が難しくなってきたり、受験が視野に入ってきたりと、ちょっとした学習の積み重ねで大きな差が生まれやすい時期ですよね。
そこで今回は、冬休みを“遊ぶだけ”で終わらせないための「やる気アップ術」を、7つのポイントでまとめました。冬休みが終わったあとの新学期を、スムーズかつ自信をもって迎えられるようになるためのヒントが満載ですよ。どれも無理なく取り入れやすい内容なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.短期目標の見える化で“こまめな達成感”を得る
冬休み期間は学校が休みな分、1日の学習スケジュールがフリーになりがちです。そこでおすすめなのが「短期目標の見える化」。
- 具体例:今日やることリストをA4用紙に書き出す
- スモールステップ:漢字練習10分、計算ドリル3問など、少しずつ達成しやすい目標を設定する
よく「冬休み中にドリル全部終わらせなさい」と言いがちですが、それでは目標が大きすぎて途中で息切れする可能性がありますよね。代わりに“今日だけはココまで”という短いスパンで達成感を味わえるようにすると、「自分ってやれば進むじゃないですか!」とお子さん自身が実感しやすくなります。心理学でも、小さな成功体験の積み重ねが学習意欲や自己肯定感を伸ばすと指摘されているので、ぜひ今日から試してみてください。
2.リフレクションタイムで「できたこと」を振り返る
企業研修でも注目されている“リフレクション(振り返り)”は、子どもの学習にも効果的ですよね。勉強をして終わりではなく、1日の終わりに「今日は何を学んだか」「どこがうまくいかなかったか」などを振り返る習慣をつくると、学習効率も意欲もグッと高まります。
- 取り入れ方:1日の最後に5~10分、紙に書き出してみる
- 振り返りのコツ:「うまくいかなかったこと」だけでなく、「よかった点」を必ず書く
子どもは「何を頑張ったのか」「明日はどこをもう少し頑張るか」を自分で考えることで、主体的に学習に取り組めるようになりますよね。たとえば、「漢字10個中7個しか覚えられなかった…」ではなく、「7個覚えられた自分って、意外とイケるんじゃないか」と前向きにとらえられるかどうかで、次の日のやる気はかなり違ってくるはずです。
3.“アクティブ・ブレイク”で頭も体もリフレッシュ
冬休みは天候が厳しくなることもあり、家にこもりがちですよね。それに加えて勉強となると、長時間座りっぱなしでつい集中力が落ちてしまうケースも。そこでおすすめなのが、アクティブ・ブレイク。
- 運動の種類:軽めのストレッチ、スクワット、ウォーキング、ダンス
- 時間配分:勉強25分 → 体を動かす5分 → 勉強25分 → 体を動かす5分 … のサイクル
「え、こんな短い運動でも意味があるの?」と思うかもしれませんが、これが意外と効果的。実際、運動と学習の関連を研究している教育心理学の分野では、こまめに身体を動かすほうが集中力の維持につながりやすいといわれています。子ども自身も適度にリフレッシュできて、「よし、もうひと頑張りしよう」という気持ちになりやすいですよね。
4.ごほうびよりも“逆タイマー”で時間管理を学ぶ
ゲームやSNSを活用した“逆タイマー方式”は、子どものやる気アップに大きな効果を発揮します。
- 逆タイマー方式の例:「19時からゲームを1時間していい」というルールを先に設定する → そこまでに宿題を終わらせておく
- メリット:時間内に宿題を済ませるスキルが身につく
「ゲームは1日○時間まで」と縛るだけでは、子どもは“やらされ感”ばかりが募ってしまいがち。でも、時間を先に決めてあげると、子どもは逆算して「今のうちに宿題を終わらせたほうが得だな」と考えるようになりますよね。これはいわゆる「タイムマネジメント能力」を育むいい機会にもなります。子どもが自発的に計画を立てて動き始めたとき、「自分で考えて行動した」というプチ成功体験が積み上がり、自信にもつながりますよね。
5.仲間と切磋琢磨する「自宅オンライン勉強会」のすすめ
冬休みは友だちに会う機会が減り、勉強も孤独になりがち。ただ、オンラインツールをうまく活用すれば、友だち同士で勉強し合う時間を作れますよね。
- 活用方法:ZoomやSkypeなどで通話を繋ぎ、同じ時間に各自が勉強する
- ポイント:「分からないところはチャットで質問する」「勉強が終わったら雑談してリラックス」
「みんな同じタイミングで勉強してる」という感覚が生まれるだけで、子どもは意外とやる気を出すものです。テスト前の範囲が一緒なら、問題を出し合ったり、豆知識を共有したりと、教え合いの効果もバツグン。また、適度に雑談が入ることでストレスも軽減されるので、「勉強=楽しくワイワイやるもの」というポジティブな印象をもってもらえますよね。
6.他人より“過去の自分”と競争するマインド
偏差値や成績で他の子と比較してしまうのは、親御さんも子ども自身もよくある話ですよね。ただ、教育や心理学の研究では“他者比較”よりも“自己比較”のほうがやる気や自尊感情を高めるうえでは効果的だとされています。
- 実践例:前回のテスト点数より5点アップを目指す
- モチベーションアップポイント:「自分は前に比べてどれだけ進歩したか」を数値や記録で確認する
子どもにとって、毎回わずかでも前回より伸びたと実感できる瞬間は「自分、ちゃんと頑張れてるじゃないですか!」と思いやすい瞬間です。そこからさらに「次ももう少し頑張ろう」と自発的に目標を立てる流れになると、学習における“やらされ感”が減っていきますよね。たとえライバルが同じクラスにいなくても、過去の自分こそが最強のライバルになるわけです。
7.“自分で決めた目標”を大切にする
やる気を引き出す最大のポイントは、「大人が押し付けた目標」ではなく、「子ども自身が納得して決めた目標」を尊重することですよね。
- 目標設定の流れ
- 子どもが「何を達成したいのか」を自分の言葉で話してもらう
- 保護者がサポート役として、到達期限や具体的なステップを一緒に考える
- 子どもが納得する形で、最終的な目標を決定する
「冬休みの間に英単語を100個覚えたい」「苦手だった数学の応用問題をいくつか解けるようになりたい」など、子どもの意思が少しでも反映される目標は、強いモチベーションの源になりますよね。実際、学習動機に関する研究でも、自分が決めた課題に取り組むときの集中力や達成感は、大人から指示されたときの比ではないという結果が多く報告されています。やはり「自分の決断」は自己肯定感を高める最高のスイッチになりますよね。
まとめ:冬休みで築く“次の飛躍”のベース
以上が、冬休みのやる気アップ術7選でした。どれも小さな工夫かもしれませんが、ちょっとしたアレンジ次第で、子どもが「勉強って嫌いじゃないかも」と思うきっかけになるはずです。最初は習慣づくりに苦戦することもあるかもしれませんが、一つでも続けば「自分は頑張れば意外とできる」と自信を持てるようになります。そこから「じゃあもう少しだけ他のこともやってみようかな」と、徐々にステップアップしていく流れができれば最高ですよね。
冬休みというと、どうしても“リラックスモード”になりがちですが、それは悪いことではありません。大事なのは「ほどよいリラックス」と「学習へのモチベーション維持」のバランスをどう作るかだと思います。今回紹介した7つの方法を、お子さんの性格や家庭の状況に合わせて取り入れてもらえたら嬉しいです。何より、“無理なく継続できるか”がポイントですからね。
新年が始まるころには、少し背筋が伸びた状態で学校生活をスタートできるかもしれません。「あれ、今度の学期はなんか調子いい」と思えるように、ぜひ親子で話し合いながら、この冬休みを有意義な時間にしてみてください。